個人情報の保護が強く叫ばれ、企業内では機密書類の処理について厳しいルールが決められている状況は当たり前になった。かといって、ちょっとした個人的な書類やレシートのようなものまで、そのような形で処理するのは大げさである。自宅に送られてきた郵便物などの処理もまた悩ましい。
そこで今人気があるのが小型シュレッダー。電動または手動のものがあるが、これもまた場所がかさばり、机の上に置いておくと邪魔になりそうだ。
そもそも個人で数枚程度の書類を処理するだけならば、大層なシュレッダーは必ずしも必要ではない。シュレッダー用途に特化したハサミで十分である。そんなハサミにはいくつかの製品が存在するが、比較的よく見かけるのがナカバヤシの「シュレッダーハサミ」(1659円)のようなタイプ。幅3.5mm間隔で5つの刃が並んでいる。
シュレッダーにかける書類といっても、通常は紙全体に重要情報が記載されているわけでないから、たとえば封書などであれば住所、レシート類であればカード番号(今は一部しか記載されていないのが一般的だが)といった部分をジャキジャキとすればよい。ただし、平行の直線で切断されるので、情報を十分読めなくするには縦横などで2度切る必要がある。手間が少々掛かるし、切片も散らばりやすい。