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デル、14.1インチワイド液晶パネル搭載の新モバイルノート『Inspiron 630m』など2製品を発表

2005年10月27日 11時11分更新

文● 編集部 小西利明

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メインマシンとして使えるパワーと携帯性を両立した新シリーズ『Inspiron 630m』
メインマシンとして使えるパワーと携帯性を両立した新シリーズ『Inspiron 630m』

デル(株)は27日、個人・法人向けノートパソコンInspironシリーズの新製品『Inspiron 630m』と『Inspiron 710m』を発表した。どちらも携帯性重視のモバイルノートで、特にInspiron 630mは、パフォーマンスと携帯性を両立したタイプのノートパソコンとなっている。BTO方式で販売され、主なコンポーネントは注文時に選択可能である。

Inspiron 630mの主なスペック

Celeron M 370-1.50GHz~Pentium M 750-1.86GHz/メモリー 256~2GB/Intel 915GM Express内蔵グラフィックス/40~100GB HDD/CD-RW/DVDコンボ~またはDVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/14.1インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g またはb/g無線LAN/重量 2.5kg/Windows XP Home Edition/Professional/Media Center Edition
最小構成価格 11万8650円/11月8日発売予定

Inspiron 710mの主なスペック

Celeron M 360-1.40GHz~Pentium M 765-2.1GHz/メモリー 256~1.5GB/Intel 855GME内蔵グラフィックス/40~100GB HDD/CD-RW/DVDコンボ~またはDVDスーパーマルチドライブ/12.1インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g またはb/g無線LAN/重量 1.7kg/Windows XP Home Edition/Professional
最小構成価格 14万1750円/11月1日発売予定

新シリーズとなるInspiron 630mはここ最近人気の高い、モバイルノートとしては大きめの液晶ディスプレーと、高速なCPUやチップセットを搭載したパフォーマンス重視のモバイルノートの路線に位置する製品である。メインマシンとして使えるパワーを持ち運びに適したサイズ/重量に収めているので、ビジネスコンシューマーやパワーユーザーに人気のカテゴリーだ。630mではチップセットに3Dグラフィックス機能を内蔵したIntel 915GM Expressを採用。CPUにもCentrinoモバイルテクノロジ対応のPentium M 750-1.86GHzや、Celeron M 360-1.5GHzを搭載できる。液晶ディスプレーもモバイルノートとしては大型の、14.1インチワイドXGA(1280×800ドット)を搭載している。液晶ディスプレーは表面が光沢のある“True Lifeクリア液晶”か、光沢なしのもののいずれかを選択できる。

本体サイズは幅330.2×奥行き243.8×高さ38.1mm。重さは他社の同カテゴリーノートと比べるとやや重く、6セルのリチウムイオンバッテリー搭載時で約2.5kgとなっている。バッテリー駆動時間は本記事執筆時点では未公開。また内蔵する無線通信機能として、IEEE 802.11a/b/gまたはIEEE 802.11b/gのいずれかと、オプションでBluetooth 1.1も選択可能となっている。

PCI Expressベースのノート用高速拡張スロット“Express Card”スロットを、同社のノートパソコンとしては初めて搭載しているのも特長だ。SDメモリーカード/MMC/メモリースティックなどに対応する“5-in-1”カードスロットも搭載するが、一般的なPCカードスロットは備えていない。そのほかのインターフェース類は、USB 2.0×4、IEEE 1394、10/100BASE-TX LAN端子などを備える。価格は最小構成時で11万8650円。

『Inspiron 710m』。好評のB5モバイルノートをマイナーチェンジしたモデル
『Inspiron 710m』。好評のB5モバイルノートをマイナーチェンジしたモデル

もう1製品のInspiron 710mは、昨年8月に発表されて以来好評な、2スピンドルモバイルノート『Inspiron 700m』をマイナーチェンジした後継機種である。重量約1.7kgのコンパクトなボディーに、12.1インチワイド液晶ディスプレーと光学ドライブを搭載するといった、基本路線はそのまま継承している。本体サイズは幅297×奥行き215×高さ32mm。ボディーのカラーリングも若干変更され、700mでは光沢のある“アルパイン・ホワイト”だった輪郭部が“サテン・シルバー”となり、キーボードもそれに合わせた明るめのグレイ(700mは黒)となっている。

マザーボード部分は変更されておらず、チップセットはグラフィックス機能内蔵のIntel 855GMEを採用する。CPUは選択できるバリエーションが増え、最速ではPentium M 765-2.1GHzを搭載可能となっている。無線LAN機能としては、IEEE 802.11a/b/gまたはIEEE 802.11b/gのいずれかを選択できる。インターフェース関連の仕様は、従来機種と同様である。価格は最小構成時で14万1750円。

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