松下電器産業(株)のパナソニック システムソリュ-ションズ社は1日、既設CATVの同軸ケーブルを利用して、物理速度が250Mbpsのケーブルインターネット接続サービスを提供できる“アクセスネットワーク用c.LINK超高速ケーブルモデム”(略称:アクセス用c.LINKモデム)を開発したと発表した。併せて、エンド・ツー・エンドのインターネットサービスの運用をサポートするアクセス用c.LINKモデム管理システムも発売する。発売時期は9月で、価格はオープン。
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アクセス用c.LINKモデム『TZ-CLM100』 | 管理システムの画面 |
“アクセスネットワーク用c.LINK超高速ケーブルモデム”は、ホームネットワーク用に開発された“c.LINK”技術を採用することで、通信速度が250Mbpsのインターネット接続サービスに対応したのが特徴。すでに敷設してある同軸ケーブルを利用して、テレビ放送/インターネット/IP電話の3つのサービスを提供できるという。また、モデム管理システムは拡張性の高いサーバー/クライアント方式を採用しており、海賊版モデムの排除や不正アクセス追跡用ログの記録も可能。
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集合住宅用イメージ |
アクセス用c.LINKモデムは、c.LINKマスターモデム(親モデム)の『TZ-CLM110』とc.LINKクライアントモデム(子モデム)『TZ-CLM100』で構成される。周波数帯は825M~1575MHz、バンド幅は50MHz、変調方式はマルチキャリアーを採用する。LAN端子は1000BASE-TXに対応し、電源はACアダプターを利用する。
