dynabook VX/570LS | dynabook TX/550LS |
(株)東芝は9日、普及価格帯に位置する2スピンドルノートパソコンの新製品『dynabook VX/570LS』と『dynabook TX/550LS』の2モデルを発表した。いずれも価格はオープンプライスで、発売予定日は5月中旬。
商品名 | dynabook VX/570LS | dynabook TX/550LS |
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CPU | Pentium M 730-1.60GHz | Celeron M 360-1.40GHz |
チップセット | Intel 915GM Express | Intel 910GL Express |
メモリー | 512MB | |
グラフィックス | チップセット内蔵機能 | |
液晶ディスプレー | 15.4インチワイド 1280×800ドット | 15インチ 1024×768ドット |
HDD | 100GB | |
光ディスクドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R DL 最大2.4倍速書き込み、DVD±R 最大8倍速書き込み、DVD±RW 最大4倍速書き換え、DVD-RAM 最大3倍速書き換え、CD-R 最大24倍速書き込み) | |
スロット | PCカード TypeII×1、ブリッジメディアスロット(※1)×1 | PCカード TypeII×2、ブリッジメディアスロット×1 |
通信 | IEEE 802.11b/g、10/100BASE-TX、V.90 56kbpsモデム | |
I/O | USB 2.0×3、IEEE 1394、外部アナログディスプレー端子、Sビデオ出力、ヘッドホン出力など | USB 2.0×4、IEEE 1394、外部アナログディスプレー端子、Sビデオ出力、ヘッドホン出力など |
サイズ(W×D×H) | 360×268.5×36.2mm | 338×280×36.9mm |
重量 | 約3.0kg | |
OS | Windows XP Home Edition SP2 | |
予想実売価格 | 20万円前後 | 18万円前後 |
dynabookのシリーズは、東芝の先端技術をふんだんに盛り込んだ“差異化製品”と、コストパフォーマンスを重視した“コモディティー製品”の2系統の製品群に分類される。今回発表されたdynabook VXとTXの新製品は、いずれも後者に属する製品だ。派手な機能は搭載しないものの、売れ筋製品に要求される機能をバランス良くまとめたノートパソコンとなっている。
dynabook VX/570LSは、20万円前後の予想実売価格で15.4インチのワイド液晶ディスプレーを搭載するのが特徴の製品だ。他社の同クラスのスペックを備えるノートパソコンと比較すると、1.5万~2万円ほど安価に設定されている。横長でやや薄く(厚さ29~36.2mm)感じるボディーを備えており、デスクトップ代替ノートとしての使用を主用途としている。搭載する液晶ディスプレーは“高輝度Clear SuperViewワイド液晶”と呼ばれる、DVD再生などに適した高輝度(220cd/m2)なものを使用している。本体内蔵のスピーカーには、同社のAVノートパソコン“Qosmio(コスミオ)”などでも使用されているharman/kardon製ステレオスピーカーを採用する。
dynabook VX/570LSの前面(上)と背面。ボディーの薄さがイメージできる | dynabook VX/570LSの右側面(上)と左側面 |
基本スペック面では、インテル(株)の“Centrinoモバイル・テクノロジ”に対応するCPUやチップセット、無線LAN機能を標準搭載しており、CPUにはPentium M 730-1.60GHz、チップセットはグラフィックス機能を内蔵するIntel 915GM Expressを搭載するなど、パフォーマンスにも優れる。TV録画機能は搭載しないが、内蔵HDD容量は100GBと、TV機能を持たないノートとしては多めの量を搭載している。また2層式DVD+R(DVD+R DL)に対応するDVDスーパーマルチドライブも内蔵する。また付属アプリケーションとして、『Microsoft Office Personal Edition 2003(SP1適用済み)』がプレインストールされている。
予想実売価格は約20万円前後と想定される。
一方のdynabook TX/550LSは、dynabook TXシリーズでもTV録画機能を搭載しないタイプに属する。15インチXGA液晶ディスプレーを搭載する、オーソドックスなバリューセグメント(低価格帯)のノートパソコンとなっている。液晶ディスプレーには380cd/m2と輝度性能に優れた“Clear SuperView液晶”を採用する。
春モデルのTXシリーズと比べて、基本スペックが大きく強化されているのがTX/550LSの特徴のひとつだ。チップセットには最新のバリューセグメント向けグラフィックス内蔵チップセット“Intel 910GML Express”を備える。CPUにCeleron M 360-1.40GHzを搭載するほか、標準搭載メモリー512MB、内蔵HDD 100GBなど、10万円台後半の価格帯に位置するノートパソコンとしては充実した性能を備える。光ディスクドライブとしては、VX/570LSと同じDVD+R DL対応のDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。Office Personal 2003をプレインストールする点もVX/570LSと同様である。USB 2.0ポートを右側面に4ポートと、このクラスのノートとしては多めに搭載しているという特徴もある。
dynabook TX/550LSの前面(上)と背面 | dynabook TX/550LSの右側面(上)と左側面。片側にUSBポートが4つ並んだ配置は珍しい |
予想実売価格は約18万円前後と想定される。