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東芝、デザイン一新した普及価格帯の新“dynabook Qosmio F20”などを発表

2005年06月02日 15時08分更新

文● 編集部 小西利明

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Qosmio G20と同様の、AV機器風筐体を採用した“dynabook Qosmio F20”
Qosmio G20と同様の、AV機器風筐体を採用した“dynabook Qosmio F20”

(株)東芝は2日、AVノートパソコン“Qosmio(コスミオ)”シリーズの新製品“dynabook Qosmio F20”シリーズ2機種と、低価格ノートセグメントに位置する“dynabook AX”シリーズ2機種を発表した。いずれも価格はオープンプライスで、発売予定日は6月中旬。

QosmioシリーズはTV表示やDVD再生時の画質にこだわるテレパソノートとして知られている。今までの製品ラインナップでは、ハイエンド向けのスペックと大型の17インチワイド液晶ディスプレーを備えた高級機“G20”シリーズ、15.4インチワイド液晶ディスプレーを備えたメインストリーム系の“F10”シリーズ、そして15インチXGA液晶ディスプレーを備える低価格機の“E10”の3シリーズがラインナップされていた。それが今夏の新製品からは、新しいF20シリーズが15.4インチワイド液晶ディスプレーを搭載したまま、E10シリーズの価格帯もカバーすることになり、Qosmioは全機種がワイド液晶ノートとなった。筐体のデザインもG20シリーズとほぼ同様のAV機器を思わせるシャープなデザインとなったが、カラーリングは白でやさしげな印象となっている。カラーが黒のモデルも用意されている。CPUやチップセットが異なる2機種がラインナップされていて、Pentium M搭載モデルが『dynabook Qosmio F20/390LS1』、Celeron M搭載モデルが『dynabook Qosmio F20/370LS1』となっている。

Qosmio F20のブラックバージョン
Qosmio F20のブラックバージョン

筐体デザイン以上の変わったのが中身で、基本スペックの向上とWindows上でのTV録画機能が強化されている。まずCPUとチップセットには、390LS1がPentium M 730-1.6GHzとIntel 915PM Expressチップセットを、370LS1はCeleron M 360-1.4GHzとIntel 910GML Expressを採用しており、従来機種に比べてパフォーマンスは大きく向上している。また390LS1は“Centrinoモバイル・テクノロジ”に対応した無線LAN機能(IEEE 802.11b/g)も搭載している。標準搭載メモリーは両機種とも512MB。370LS1はグラフィックス機能にチップセット内蔵の“Intel GMA900”を使用するが、390LS1は“GeForce 6200 with TurboCache”を搭載している。内蔵HDD容量は100GBで、うち20GB分が“Qosmio Player”(※1)での録画用に予約されている。

※1 Qosmio Player Windowsを起動せずに利用できる、Qosmioシリーズ専用のTV/DVD視聴・録画ソフト。起動が高速なほか、Qosmioに用意された多種多様なTV・DVD高画質化機能をフルに活用できるといった利点を持つ。

Qosmio F20の内蔵スピーカーは、東芝ノートではおなじみのharman/kardonスピーカー。G20とは若干デザインが異なる
Qosmio F20の内蔵スピーカーは、東芝ノートではおなじみのharman/kardonスピーカー。G20とは若干デザインが異なる

Qosmioシリーズは多数のTV表示高画質化機能を備えている。しかしQosmio Player上ではすべての機能を使えても、Windows上でTV表示・録画を行なう“InterVideo WinDVR”上では、アプリケーションやグラフィックシステムの制約でQosmio独自の機能が使えず、結果としてQosmio Playerと比べると画質が劣るということも多かった。そこでF20シリーズに搭載されているQosmio専用版の『Inter Video WinDVR5 for TOSHIBA』では、画質向上と使い勝手向上を目的とした機能強化が行なわれている。

画質向上のひとつは“ダイレクトYUV”。従来のWinDVRでTVのライブ放送を表示する際は、常にMPEG-2にエンコードした後の映像が表示されていた。一方Qosmio Playerでは、MPEG-2エンコードを行なう前の、いわば生データを表示していた。F20のWinDVR5はQosmio Playerと同じように、ライブ放送の場合は生データを表示することで、MPEG-2変換による画質の低下を回避している。使い勝手向上の面では、まず“プレイバック録画”機能が挙げられる。最大で24時間分のタイムシフト録画が可能なうえ、任意の時間に戻ってタイムシフトデータから番組録画を開始できる。たとえば2時間前から放送していた番組を、2時間前に遡って放送開始時点から録画することが可能になる。この他にも、横方向の解像度を半分(352×480ドット)に減らして録画データのサイズを小さくする“HalfD1録画モード”も搭載、標準のHDDだけで最大100時間分の録画を可能としている。なおプレイバック録画やHalfD1モードはWinDVR5用の機能で、Qosmio Player側では残念ながら利用できない。

またWinDVR5のほかにも、リモコン操作に対応し、ビデオ再生や写真表示、MP3などの音楽再生を行なう統合メディアプレーヤーソフト『MediaMarina』が搭載され、AVコンテンツ視聴の操作がしやすくなった。

拡張用のインターフェース類としては、3ポートのUSB 2.0、IEEE 1394、外部アナログディスプレー出力、光デジタルオーディオ/ヘッドホン出力などを備える。G20シリーズが搭載するD出力端子は装備していない。また拡張スロットとしてPCカードスロット(TypeII)を1つと、1スロットでSDメモリーカードやメモリースティックなどに対応するブリッジメディアスロットを装備している。G20シリーズが備えるExpress Cardスロットは持たない。

基本的にはデスク代替ノートとして使われる製品であるが、バッテリー駆動時間は390LS1の場合、約3.2時間(JEITA測定法1.0)を確保している。多少のモバイル用途には耐えられそうだ。本体サイズは幅373×奥行き274×高さ43.2mm。重さは約3.6kg(390LS1)となっている。店頭での予想実売価格は、390LSが22万円前後、370LSが19万円前後と想定されている。ワイド液晶ディスプレー搭載のTV録画搭載ノートで20万円を下回る価格というのは、なかなか魅力的であろう。

dynabook Qosmio F20シリーズの主なスペック
商品名 dynabook Qosmio F20/390LS1 dynabook Qosmio F20/370LS1
CPU Pentium M 730-1.6GHz Celeron M 360-1.4GHz
チップセット Intel 915PM Express Intel 910GML Express
メモリー DDR2 533-512MB DDR2 400-512MB
グラフィックス GeForce Go 6200 with TurboCache チップセット内蔵
液晶ディスプレー 15.4インチワイド 1280×800
HDD 100GB
光ディスクドライブ 2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R DL 最大2.4倍速書き込み、DVD±R 最大8倍速書き込み、DVD±RW 最大4倍速書き換え、DVD-RAM 最大3倍速書き換え、CD-R 最大24倍速書き込み)
スロット PCカード TypeII×1、ブリッジメディアスロット(SDメモリーカード/xDピクチャーカード/MMC/メモリースティック/メモリースティックPRO対応)×1
通信 IEEE 802.11b/g、10/100BASE-TX、V.90 56kbpsモデム 10/100BASE-TX、V.90 56kbpsモデム
I/O USB 2.0×3、IEEE 1394、外部アナログディスプレー出力、アンテナ入力、AV入力、Sビデオ出力、光デジタルオーディオ/ヘッドホン出力など
サイズ(W×D×H) 373×274×43.2mm(最薄部39.8mm)
重量 約3.6kg 約3.5kg
OS Windows XP Home Edition SP2

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