ニンテンドーDS |
2日に遂に発売された携帯型ゲーム機『ニンテンドーDS』(以下DS)。「今までにない構造のゲーム機」(任天堂取締役社長 岩田聡氏)として誕生したDSは、大手物販サイトでの予約販売がどこも瞬時に予約が一杯になってしまうほどの前評判の高さを見せつけた。皆さんは首尾良く入手できただろうか? ここでは特別フォトレビューとして、ニンテンドーDSの各部について、豊富な写真でじっくりとご紹介したい。また実機を使った通信対戦の印象についてもご報告したい。
本体のデザインは、従来のゲームボーイとは異なり、ソリッドで意外に高級感のあるデザインをしている。本体手前、左の黒い穴はマイク。右の2つは充電ランプ(中央)と電源ランプ(右)。バッテリー残量が減ると、電源ランプが赤色に光るのはゲームボーイアドバンスと同様。ワイヤレス通信中は電源ランプが点滅する。 |
DSとGBASPを並べて。いかにも“オモチャ”っぽいGBASPと比べると、DSはシャープでかっこよく、大人が持っていても悪くない |
本体の左側面(左)と右側面(右)。側面には特になにもない |
DS専用のゲームは、DSカードと呼ばれる小型カートリッジで供給される。サイズは幅約33×高さ約35mと、大きめの切手サイズといったところ。セーブ機能のあるゲームの場合、この中にデータも記録される。
DSカードを挿入するときは、レーベル面が下に向くように入れる。上下を間違えた場合は入らない | 取り出し時は、本体から見えているカードの頭を軽く押すと排出される |
来春発売予定の『Nintendogs』(仮称)。画面をつつくと、子犬たちが寄ってきてじゃれつく仕草がかわいい! |
GBAのカートリッジも、ラベル面を裏にして差し込む。ちなみにゲームボーイ(GB)用カートリッジは差し込めない! GBA用カートリッジには挿入側に凹みがあるのだが、GB用はそれがないので、引っかかって入らない仕組みになっている |
DSのワイヤレス通信機能を活用する内蔵ソフトが“ピクトチャット”だ。最大で16人が会話を楽しめる。手書きでヒョイヒョイと書いたものが、そのまま送られるのは意外に面白い。ちなみに手書き文字認識の機能はない。あくまで手書き文字や絵をそのまま送って楽しむソフトだ。かな漢字変換の機能もない。
ペンで書いたら“SEND”をクリックするだけで、同じチャットルーム内の全員に送信される。レスポンスは実に軽快 | うろ覚えでピカチュウを描いて送ったところ、こんな反応が……。ソフトウェアキーボードではひらがな、カタカナ、英数、欧州文字、記号などが入力できる |
本体と同時発売のゲーム『ポケモンダッシュ』を持ち寄り、早速ワイヤレスで対戦! マニュアルを読まなくても簡単につながる手軽さは、ゲーム機ならではのもの。通信状態が良ければゲーム内のレスポンスも良好で、リアルタイムアクションゲームにも十分対応できると感じた |
DSのゲームを見ていると、タッチパネルとペンという、新しいインターフェースが導入されたことで、ゲーム開発者が「さあ、こいつをどう使ってプレイヤーをアッと言わせようか」と、真剣かつ楽しそうに取り組んでいる感じがビンビン伝わってくる。DSのゲームから感じる独特のおもしろさを、あなたもぜひ体験していただきたい。
なお、今月18日発売予定の『月刊アスキー 1月号』では、DSとPSPの2大携帯ゲーム機の特集を掲載する予定である。あわせてご覧いただきたい。