現行のFSB533MHz対応Xeonと次世代Xeonに対応するという、Socket604デュアルマザーボードのサンプル品が登場した。「DH800」というIwill製の製品で、チップセットに“i875P+Hance Rapids”を採用する。
FSB533MHzと次世代XeonのFSBに対応するという、Socket604対応デュアルマザーボード「DH800」 |
“i875P”搭載のXeonデュアルマザーといえば、ASUSTeKの「PC-DL Deluxe」があげられるが、本来同チップセットはXeon対応の製品ではなく“Intel規格外マザー”という扱いだ。当然、今回お目見えした「DH800」も同じく“規格外マザー”ということになる。
South Bridgeに“Hance Rapids”を採用するため、2ポートのSerial ATAインターフェイスと64bit/66MHz PCI-Xバスを備えるのが特徴。あわせて拡張スロットの構成はAGP×1、64bit/66MHz PCI-X×2、32bit/33MHz PCI×2、DDR DIMM×4となり、CSA接続のギガビットイーサやIEEE1394、サウンドなどをオンボードする。対応するCPUは、現時点ではFSB533MHz版のXeonということだが、同社サイトの製品情報には「最速のIntel XeonプロセッサのDual動作をサポートする世界初のマザーボードです。そしてFSB533及び次世代XeonのFSBの両方をサポートする唯一のマザーボードとなります」という気になる記述も確認できる。
本日サンプル版が入荷した高速電脳によると、発売は3月上旬予定。価格は約4万円前後になるだろうということ。残念ながら展示の予定はないが、春には店頭に並ぶことになりそうだ。
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