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マザーボードが走る!遠隔操作が可能な“走る!マザーボード・ロボット”が展示中!!

2003年07月05日 23時25分更新

文● 増田

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「走る!マザーボード・ロボット」
“走る!マザーボード・ロボット”

 最近、VIA製Mini-ITXマザーボード「EPIA」を使用したロボットがいくつかお目見えしているが、今回はなんと遠隔操作が可能な走るマザーボード“走る!マザーボード・ロボット”が登場した。



無線LAN 動力
無線LANを使用し前進や後退、旋回などが可能ということだ車体(?)裏にぎっしりと搭載できるニッケル水素蓄電池で、合計20本を搭載できる

 登場したといっても、実は今のところ販売する予定はない製品。実機は現在、コムサテライト3号店の2階で展示している。そもそもこの製品は、Kaz Home Pageという個人のユーザーが運営しているサイトで紹介されているもので、たまたま見かけた同店の店員が貸し出しを依頼したものらしい。外観は、見ての通り左右にキャタピラを装備したマザーで、取り付けられた無線LANを使用し前進や後退、旋回などが可能ということだ。さらにPCカメラも搭載可能のようで「何千キロも離れた遠隔地からでも操作をすることも可能。災害救援活動から浮気調査まで幅広い範囲で活躍することでしょう」と、なんとも“夢”のある製品となっている。動力は車体(?)裏にぎっしりと搭載できるニッケル水素蓄電池で、合計20本を搭載できる。搭載するマザーは消費電力が少ない「EPIA-E533」を採用、512MBのコンパクトフラッシュには「Windows 98」までインストールされている。



「EPIA-E533」を採用 正面から
搭載するマザーは消費電力が少ない「EPIA-E533」を採用512MBのコンパクトフラッシュには「Windows 98」までインストールされている

 ショップによると「材料費には5~6万ほど掛かったらしい」ということで意外に低予算のような気がしないでもない。どうやら量産化は難しそうだ。展示の期間は、約2週間ほどを予定しているとのこと。なお同サイトには、遠隔操作の仕組みや完成にいたるまでの苦労話などが詳細に記されているので、興味のある人は見てみてはいかがだろうか。



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