水冷キット「Super超頻水郷II」が発売されたのが今年の4月。そのシリーズの新製品、その名も「水郷之家」のサンプルがCUSTOMに入荷、デモが行われている。
最大の特徴は、タンク/ポンプ/ラジエータという冷却水を循環させるシステムをアルミ製の箱に全て収めて一体化していること。大きさはキューブ型ベアボーンよりひと回り高さと奥行きが長い程度のサイズだが、注意したいのは水冷ヘッドが付属しないこと。ちなみにデモでは「Super超頻水郷II」のヘッドが使用されている。
タンクは形状自体は変わっていないが水漏れのないようにホースのソケットが改められているとのこと。またケースの外から視認できるように温度計の位置も変更されている。ケース上面はタンクの様子が見えるように透明パネルが取り付けられているが、これがスライドして外れるようになっており冷却水の補給もそのまま可能。
ポンプはこれまでのアクアリウム用といったものに対し非常に大柄で、タンクの外に置かれている。大型ということで騒音が心配になってしまうが、逆に従来品に対し極めて静かになっている。ラジエータは12cmファンサイズというこれも大型で、水が通る管は銅製だ。
何と言っても嬉しいのは、静音性という点で難があった前作に対しラジエータのファンのわずかな音以外はほぼ無音となっていることだろう。実際に日本で販売されるかどうかは市場の反応次第とのことだが、予定は12月末。予価は2万5800とされている。
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