(株)東芝は7月31日、毎分5400回転で60GBの容量を持つ2.5インチHDDユニット『MK6022GAX』を開発し、9月に量産出荷を開始すると発表した。
『MK6022GAX』 |
『MK6022GAX』は、高速データ転送に対応したHDコントローラーLSIを採用し、サーボ制御方式の最適化などにより、ディスクの回転速度を毎分5400回転に高速化したのが特徴。内部の最大データ転送レートが約25%向上し、平均ランダムアクセスタイムも約8%短縮されたという。従来製品の8倍の16MBのバッファーメモリーを搭載する。流体軸受けモーターを採用し、動作音はアイドル時の平均で26dB、シーク時が33dB。回転数が上がったことで従来製品より2dB高くなっている。耐衝撃性は7840m/s2(800G)。ディスクは2枚(30GB×2)でヘッドは4個。平均シークタイムは12ms。インターフェースはATA-5(Ultra DMA対応)。消費電力はリードライト時が2.5W、アイドル時が0.85W。本体サイズは幅69.85×奥行き100×高さ9.5mm、重量は101g。地球環境対策として、ハロゲンフリー基板と鉛フリーはんだを採用したほか、梱包用のクッション材にも生分解性プラスチックを使用するという。