(株)東芝は9日、60GBの容量を持つ2.5インチHDDユニット『MK6021GAS』を開発し、5月末に量産出荷を開始すると発表した。
『MK6021GAS』 |
『MK6021GAS』は、新開発の高感度磁気ヘッドの採用により面記録密度を75.5Mbit/mm2(48.8Gbit/inch2)に高密度化したのが特徴で、ディスク1枚あたり30GBの容量を持たせることが可能になった。モーターに流体軸受けを採用し、アイドル時平均で24dB、シーク時31dBに静音化したほか、地球環境対策として、ハロゲンフリー基板と鉛フリーはんだを採用したという。耐衝撃性は7840m/s2(800G)。ディスクは2枚でヘッドは4個。回転数は毎分4200回転で、平均シークタイムは12ミリ秒。バッファーメモリーは2MBを搭載する。インターフェースはATA-5(Ultra DMA対応)。消費電力はリードライト時が2.3W、アイドル時が0.7W。本体サイズは幅70×奥行き100×高さ9.5mm、重量は99g。