横河電機(株)は19日、IPv6とIPv4の双方向通信を行なうためのプロトコルトランスレーターとして“TTB3000シリーズ”を開発したと発表した。7月1日に『TTB3010』の販売を開始する。
『TTB3010』 |
“TTB3000シリーズ”は、NAT機能により、IPv6ネットワーク側のクライアントからIPv4ネットワーク側のサーバーに、またIPv4ネットワーク側のクライアントからIPv6ネットワーク側のサーバーにアクセスできるようにするトランスレーター。複数台を並列接続することでロードバランス構成(負荷分散)にも対応する。今回発売する『TTB3010』は、インターフェースとして10/100/1000BASE-TX×2ポート、10/100BASE-T×1ポートを装備する。コネクション数は最大3万。対応するプロトコルはTCP、UDP、ICMP。プラグ&プレイタイプにも対応する。電源はAC100V。本体は19インチラックマウント対応で、幅430×奥行き550×高さ43mm、重量は10kg。価格は310万円の予定。
同社では、通信事業者やISP、SI、官公庁、企業などに販売するとしている。販売目標は年間250台。