クリエイティブメディア(株)は12日、チタンドライバーとデジタルアンプを搭載したポータブルタイプのスピーカー『Creative TravelSound』と、5.1chアンプ&スピーカーシステム『Creative Inspire 5.1 Digital 5600』、コストパフォーマンスを向上させたモニタースピーカー『Creative Inspire 2.0 1300』の3製品を発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、『Creative TravelSound』が1万3000円前後、『Creative Inspire 5.1 Digital 5600』が3万円前後、『Creative Inspire 2.0 1300』が5000円前後。
『Creative TravelSound』 |
『Creative TravelSound』(TSOUND1)は、チタン製のマイクロドライバーとデジタルアンプを搭載した折り畳み可能な手のひらサイズのステレオスピーカー。チタンを採用した軽量設計によりドライバーの効率とサウンドの明瞭度が向上したほか、駆動効率も向上し、単4乾電池×4本で最大35時間(10mW出力時)の長時間再生を可能にしたという。デジタルアンプは2W×2のワンチップICを搭載し、ワイドステレオエフェクト機能も装備する。周波数帯域は150Hz~20kHzで、SN比は80dB。本体サイズは幅154×奥行き50×高さ65mm、重量は300g。電源は単4乾電池×4本。ヘッドフォンジャックを装備する。小型のユニバーサルタイプのACアダプター(100~240V)と携帯用キャリングケースが付属する。4月下旬に発売する。
ACアダプターとキャリングケース |
『Creative Inspire 5.1 Digital 5600』(INSPIRE5600/J)は、販売中のスピーカーアンプシステム『Creative Inspire 5.1 Digital 5700』のコストパフォーマンスを向上させた製品。ワンサイズ小さい新型SLAM(Symmetrically Loaded Acoustic Module)サブウーファーを採用したほか、センタースピーカーをフロント/リアスピーカーと同じタイプに変更し、各チャンネルの出力を小さくしたのが特徴。DTS/ドルビーデジタル/ドルビープロロジックのハードウェアデコードによる5.1chサラウンド再生や、アナログステレオ信号を5.1chサラウンドで再生する“CMSS(Creative Multi-Speaker Surround)”機能を搭載する。
『Creative Inspire 5.1 Digital 5600』 |
入力は、デジタルが光デジタル、同軸デジタル、デジタルDINで、4chのアナログにも対応する。製品は、5.1chデコーダーアンプ、サブウーファー、フロント/センタースピーカー×3個、リアスピーカー×2個、専用スタンドなどで構成される。本体サイズと重量は、デコーダーアンプが幅75×奥行き251×高さ170mmで1.2kg、フロント/センター/リアスピーカーが幅96×奥行き92×高さ112mmで0.5kg、サブウーファーが幅220×奥行き250×高さ222mmで3.6kg。製品にはリモコンが付属する。4月中旬に発売する。
『Creative Inspire 2.0 1300』 |
『Creative Inspire 2.0 1300』(INSPIRE1300/J)は、省スペース化を図ったステレオモニター用スピーカー。フレアー型フロントバッフルと音響の乱れを低減させるサイドフレアベントを採用した木製エンクロージャーに、防磁スピーカーユニットを搭載する。入力はピンジャックとステレオミニジャックの2系統のアナログ。アンプの出力は5Wでバス/トレブルコントロールを搭載する。電源はAC100VでACアダプターを利用。ヘッドフォンジャックを装備する。サイズと重量は、左スピーカーが幅99.0×奥行き131×高さ211mmで0.9kg、右スピーカーが幅99.0×奥行き149×高さ211mmで1.0kg。4月中旬に発売する。