“G-SERIES”で登場したLow Profile版RADEON 8500LEカード。 |
高い需要を背景にここ数カ月のあいだ着々と性能向上がはかられてきたLow Profileのビデオカードが、ついに最新の3D APIに対応した。DirectX8.1完全対応のRADEON 8500LEを搭載するカード「AP64DL」がASKセレクトの“G-SERIES”から登場し、販売が始まっている。G-SERIESは当初Gainward製品専用シリーズと思われていたが、どうやら“G”は“Graphic”の略だったようだ。
コアクロックはパッケージによると230MHz。いわゆる“RADEON 8500LELE”のスピードだ。ただし、先に登場し、最速のLow Profileビデオカードとして人気を集めてきたAOpen製RADEON 7500カードと同様、裏面に搭載する64MBのVRAMは5ns品(最高200MHz、DDR 400MHz動作)。実際のメモリクロックについては不明だが、少なくとも登場当初のRADEON 8500LELEのメモリクロックである230MHzよりもさらに低いのは間違いなく、史上最低速のRADEON 8500カード(RADEON 8500LELELE?)なのは疑いようがないだろう。チップクーラーを見ればわかるようにカードはGigabyteのOEM品だが、同社の製品ラインナップにAP64DLはないのを考えると、“ブックサイズPCでRADEON 8500搭載”をうたいたいPCベンダ向けに特別に作られた製品と考えるのが妥当なのかもしれない。
コアクロック230MHzをうたうパッケージだが、メモリクロックについての記載はない | チップクーラーには“Gigabyte”の文字とロゴマーク。GV-AP64DLというシルク印刷も見える | インターフェイス。ビデオ出力の配置からすると、一部には取り付けられないマザーボードもありそうだ |
同梱品。Low Profileブラケットはもちろん、DVI-I→D-Sub15ピン変換コネクタを同梱する。ソフトDVDプレーヤも付属 |
実売価格は2万1480円~2万2800円。コア/メモリクロックがそれぞれ230MHz/200MHz以下となると、1万円台前半の値がつけられているAOpen製RADEON 7500カード(290MHz/230MHz動作)に対して割高感は否めないが、それでもDirectX8.1完全対応の魅力は看過できないところ。ブックサイズPCなど拡張性に制限のある小型PCを使っている人でも、AGPスロットさえあれば、定番の3Dベンチマークソフト「3DMark 2001/2001SE」のデモをすべて見ることができるのをはじめ、ゲームなどで最新の3Dエフェクトを堪能できるようになったのは大きな魅力だ。
価格 | ショップ |
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\21,480 | クレバリー1号店(バルク扱い) |
\21,780 | コムサテライト2号店 |
\21,800 | 高速電脳 |
\21,980 | 若松通商LAN/PLAZA |
\22,500 | OVERTOP コムサテライト3号店 |
\22,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |