Freetechの超小型マザーボード「P6F209」、「P6F135」を採用した、同社製の小型スリムベアボーンPC「NewBaby GT-100」。その新型が登場した。マザーボードの違いにより2つのバージョンが用意され、型番はそれぞれ「GT-168ES」「GT-168BS」。NewBabyという製品名は変わっていない。
ドライブベイ部分。上がスリムFDDベイ、下が3.5インチHDDベイ |
まず目に付く変更点は、フロントパネルのデザイン。どちらかといえばのっぺりとしたシンプルな造形だった前モデルに対し、新たな前面ベイ、前面ポートの蓋などが追加されややいかつい印象となった。黒1色のスタイリッシュなイメージはそのまま受け継いでいる。
内部に目を移すと、HDD用のシャドウベイが3.5インチHDDに対応したというのは大きな変化だ。速度という点で問題を残す2.5インチHDD専用だった前モデルよりパワーアップし、一般のデスクトップPCと同等のパフォーマンスを手に入れたというわけだ。また前述しの新設された前面ベイは、ソンチアージャパンによればノートPC用のスリムタイプFDDがぴったり入るサイズとのこと。このほか2.5インチHDDにも使用できるであろうし、蓋の形からするとカードリーダなども入りそうだ。
筐体サイズは300(W)×270(D)×63(H)mmとほとんど変わっておらず、マザーボードはGT-168ESがi815EGの「P6F135」、GT-168BSがApollo PLE133の「P6F209」となっている。
前面ポートはUSB×2、サウンドIN/OUT、IEEE1394×1 | 24倍速スリムタイプCD-ROMドライブが付属するのは変わらず |
価格は高速電脳でGT168ESが4万800円、GT-168BSが3万1800円。
Tualatin対応の“ES”か、非対応ながら安価な“BS”か、好みに応じて選択できるのは嬉しいところだ。
【関連記事】