■詰めが甘い
ディスプレイケーブルが引っかかり接続できないので底面に穴を明けた。あと10mm隙間が広ければ問題なかったのだが… |
ようやくパーツの組み込みが終わり、試運転(?)を開始できる状態になった。ケーブル類を接続し電源を投入しよう。しかし、またここで大問題が発生。本体下部にケーブル類の接続用に30mmの隙間を残しておいたのだが、ディスプレイケーブルのコネクタ部が硬く、この隙間では普通のケーブルが接続不能なことが判明した。これはショックが大きい。パーツを固定するため本体底部には板を貼ってしまったが、これに穴を明けなければディスプレイが接続できない。パーツの組み込みと配線、調整には丸二日を費やしている。これを全部バラさなければ底板の加工は不能だ。またまたマシン製作は大きく後退。「3歩進んで2歩下がる」という状態で、もう泣きたい。なんという詰めの甘さ。ディスプレイケーブルも採寸しておくべきだった…。
■やっと完成?!
紆余曲折の末、ついにキューブマシンが完成した。ブラックライトはPCの電源が入っていない時も点灯させたいので、ATXコネクタの9番ピン、+5Vスタンバイ電源を使用した。これは電源入力信号を検知するため常時流れているもので、PCの電源が入っていない時も電源コンセントが繋がっていれば出力されている。完成したマシンの見栄えは残念ながら目標のインテリアとはいえないが、室内の照明を消すと暗闇に"ぼうっ"と浮かび上がるPCのシルエットが妖艶でなかなかグットだ。さらに電源を投入すると1つ26W、計52Wの陰極管が眩いばかりの輝きを放ち、良くも悪くも個性的なマシンが出来あがった。
ケース解放状態でCD-ROMを開いた状態のキューブマシン。ギヤ比の関係でケースの全開状態まで約1分かかるというのは内緒 |
スタンバイ状態のキューブマシン。ブラックライトが妖しく光る。上面の赤いパネルはブラックライトで光る塩ビ板 |
電源を投入した時のキューブマシン。まさに照明並の明るさで光り輝く。もちろん動作も快調で普通のPCとして機能する |