カシオ計算機(株)は22日、413万(有効398万)画素のCCDを搭載したデジタルカメラ『QV-4000』を発表した。価格はオープン(予想価格は8万円前後)で、8月上旬に販売を開始する。
『QV-4000』 |
同製品は、総画素数413万のCCDと光学3倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ。撮影したいシーンに似たサンプル画像を選択すれば、測光方式/露出補正量/彩度などの撮影データを設定できる“ベストショット機能”を搭載する。また、撮影した画像にデジタル処理を施す“ソフトフォーカス機能”も搭載。さらに、CCDに写った画像の明度分布をリアルタイムでグラフ化し、液晶ディスプレーで確認できる“リアルタイムヒストグラム機能”を装備する。レンズはf=7~21mm(35mmフィルム換算約34~102mm)、オートフォーカスで、撮影距離は標準で約30cm~無限、マクロモード(最短)で約6cm。撮影画像は、2240×168ドット/640×480ドットのJPEG/TIFF/DCF準拠の圧縮データで、AVI形式の動画も撮影可能。記録媒体は、コンパクトフラッシュカード(Type I/II対応)のほか、IBM社製のマイクロドライブにも対応。
背面 |
シャッターは、CCD電子シャッターとメカシャッターを併用し、シャッタースピードは60~1000分の1秒。絞りはF2.0/2.3/2.8/4.0/5.6/8.0。ズームは、光学3倍/デジタル3.2倍で、併用時で最大9.6倍。1.8インチTFT低反射カラー液晶ディスプレーと、光学式ズームファインダーを装備。内蔵ストロボは、発光モードが自動発光/強制発光/赤目低減/発光禁止の切替が可能で、フラッシュ撮影範囲が約0.5~3.5m。電池は単3×4個で、アルカリ電池使用時が連続約3時間の再生/約460枚の撮影、リチウム電池使用時が連続約5時間20分の再生/約1130枚の撮影。インターフェースとして、NTSC/PALのビデオ出力端子と、パソコン接続用のUSB端子を装備する。本体サイズは幅118×奥行き64.5×高さ74.5mm、重量は約355g。