ソニックブルーのMP3/WMA(Windows Media Audio)プレーヤ“Rio”シリーズの新作「RioVolt」(リオボルト)が、30日の発売日を目前に一部のショップへ入荷している。
RioVoltはRioシリーズではじめてCD-Rメディアに対応。CD-RWメディアにも対応しており、同梱の「Packet CD」など、パケットライトソフトで書き込んだデータも読みとれるのが特徴だ。また、MP3/WMAファイルの再生時、データを一時的にメモリへ書き込むことで最大約120秒の音飛びガードを行う“ESP”(Electroniic Shock Protection)も搭載。メモリへ書き込むと同時にCD回転を止めて消費電力を抑える機能も持ち、これにより「単3アルカリ乾電池2本で約15時間の再生ができる」(ソニックブルー)としている。
「RioVolt」。スタンスが違うため「Rio600」とはかなり異なったデザインではあるものの、写真右の操作ボタンが丸いあたりに面影は感じられる。バックライト付きの液晶ディスプレイには曲名を表示できるが、日本語は表示不可 |
他社製のポータブルMDプレーヤなどを意識したと思われるリモコン。標準でリモコンが付属するのは“Rio”シリーズでははじめて |
シリコンオーディオプレーヤも含め、ポータブルMP3/WMAプレーヤが抱える最大の弱点は再生時間の短さ。これが普及の妨げとなっていた面は否定できないだけに“最大約15時間再生”というのは魅力的だ。
なお、もちろん音楽CDにも対応しており、ポータブルCDプレーヤとしても利用可能。この場合、ESPによる音飛びガード機能は10/40秒から選択する仕様となっており、再生時間は音飛びガード10秒の場合8時間、40秒の場合6時間となっている。
価格はコムサテライト3号店で1万9780円。このほか、30日の発売に向けカクタソフマップでは実機を展示するとともに予価2万799円で予約を受け付け中だ。
【取材協力】