米アップルコンピュータ社は、MacOS8の改訂版『Mac OS 8.1』の無償配布をインターネット上で開始した。メディアを希望するユーザーには、2月に小売価格99ドルで発売する。
『8.1』はマイクロソフト社のInternet Explorerを統合化したのが特徴。ただ、Netscape
Navigatorも収録されており、ユーザーに選択の余地は残されている。また、最新版MRJ(Mac
OS Runtime for Java)2.0により、Javaのパフォーマンス速度が飛躍的に向上したという。Win95のロングファイルネームをサポートするなど、PCフォーマットのメディアとの互換性も高くなり、DVD-ROMもサポートされた。
最大の特徴は、アプリケーションの起動、再起動、ファイルのコピーなどの処理が速くなったことで、Netscape
NavigatorやInternet Explorerの起動が最高50パーセントほど速くなったという。また、新しいハードディスクフォーマット方式『HFS+』により、サイズのより大きい、より多くのファイルをハードディスクに保存することができるという。
また、MathLibが最適化されたことにより、数学関係のアプリケーション処理も向上している。(報道局 酒寄公子)
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