組み込みLinuxの開発を行なう米Lineoは18日、SECにIPOを申請したことを発表した。ストックシンボルは“LNEO”となる予定。Lineoは米Calderaの子会社で、以前はCaldera Thin Clientsという名前だった。
Lineoは、Caldera OpenLinuxをカスタマイズした“Embedix”という組み込みLinuxを開発しているほか、DR DOSも所有している。
一時的な熱狂が去ったあと、Linux関連企業の株価は安値をつけている。たとえばCaldera Systemsの株価はIPO直後に30ドル近くまで上げたあと、最近は9ドルまで下がった。VA Linux SystemsはIPO初日に8倍以上の価上がりを見せ、上昇率の記録を塗り替えたが、最近は1/5以下の50ドルまで下がった。ほかのLinux関連企業も同様だ。
組み込みLinuxベンダとして初となるLineoのIPOは、ほかの組み込みベンダの今後を占うものとして注目されている。
Lineoは5月1日、ベンチャーファンドから3700万ドルの出資を受けている。