サイボウズとアイビィ・コミュニケーションズは、「サイボウズ Office 7」とMicrosoft Outlook、各種スマートフォンとのデータ同期ソフトの開発で業務提携すると発表した。アイビィ・コミュニケーションズが同期ソフトを開発、販売する。
今回の提携により両社は、サイボウズのグループウェア「サイボウズ Office 7」と、Microsoft Outlookの「スケジュール」「アドレス帳」「ToDoリスト」データの相互同期、およびスマートフォンへのデータ同期を可能にする製品の開発を共同で進める。
具体的には、製品開発に必要な一部仕様の公開などの技術支援をサイボウズが実施。支援を受け、アイビィ・コミュニケーションズが製品を開発し、アイビィ製品として販売およびサポートを行なう予定だ。サイボウズは、同社ホームページでの紹介などプロモーション活動も支援する。
サイボウズはかつて「サイボウズOffice」シリーズのオプションとして同期ソフトを自社開発していたが、現在は提供してない。しかしユーザーからの要望が多いことから、自社開発以外の道を探り、今回の提携に至ったという。
製品は今夏までに販売を開始する予定。なお、6月末まで試用可能なβ版をアイビィ・コミュニケーションズのWebサイトで公開する。対応OSは、Windows Vista/XP/2000。