【サービス紹介】サイトロック株式会社『siteROCK Client Care/Total Care』
PCの資産管理とセキュリティレベルのチェックがSaaS形式ですぐ導入できる
2008年03月18日 12時00分更新
セキュリティ管理、内部統制は大企業だけのものではない。 大企業と取引があれば、中堅・中小企業もそれなりの対応が求められるのだ。 資金と人手に余裕のない中小企業ならばこそ、SaaSで対策を講じるべきだ。
専任の管理者不要で24時間 365日の監視・管理が可能
社内ネットワークの事故や情 報漏洩は、今や企業にとって致 命的。法律で内部統制を義務づ けられる大企業はもちろんのこ と、大企業と取引のあるすべて の企業にとって、セキュリティ は重大な課題となっている。
しかし、資金や人手に余裕の ある大企業はともかく、専任の 管理者を置くことができず、高 額のシステム導入・運用もまま ならない中堅・中小企業にとっ て、これは頭の痛い問題だ。
ITセキュリティのトップブラ ンドである日本ベリサインのグ ループ会社、サイトロックは、 これらの悩める中堅・中小企業 のために、SaaS方式の社内PC 管理・監視サービスを提供して いる。次々といろいろなサービ スが登場するSaaS・ASPの分野 であるが、総合的なセキュリテ ィサービスを提供しているベン ダーは多くはない。
基本となるサービスはClient Careと呼ばれるもので、社内の PCを定期的にチェックし、異常 や不都合があれば、管理画面で 担当の管理者に知らせる。
siteROCK Client Careの特徴（画面クリックで拡大）
上の図にあるような、セキュ リティパッチ未適用、禁止ソフ トのインストール、ソフトウェ アのライセンス数一致、ウイル ス対策ソフト未適用、ハード・ ソフト資産の棚卸しなどが、確 認できるのだ。これだけでかな りのトラブルが防げる。
誰でもひと目でセキュリティの レベルが判別できる
Client Careの管理画面には、 5段階のメーターおよび色のつ いたバーが表示されている。自 社のPCがどのセキュリティレベ ルにあるかをグラフィカルに表 示するための工夫だ。
●Client Care導入によるメリット
管理画面左上に見えるのが、自社のPCを監視した結果がまとめられた「セキュリティレベル」。赤から青の5段階のバーの色でセキュリティの状態がわかる。（画面クリックで拡大）
管理者は毎日このメーターと バーを見ているだけで、基本的 な管理・監視のチェックができ る。バーの色が青ければ健全と いうことがわかる。前日と違う ところを指していたら、そのと き初めて詳しい画面を調べれば よい。また、必要に応じてCSV ファイルに出力することも可能 だ。
サイトロックには、ほかにも いろいろなサービスが用意され ている。たとえばTotal Careは、 メールやWebなどネットも含め た管理・監視サービスで、メー ルサーバーやWebサーバーも守 備範囲となる。
Client Careではサーバーの準 備は不要だが、Total Careでは アプライアンスサーバー（UTM） が1台必要になる。といっても、 付き合いのあるシステムインテ グレーターやデータセンターに 設置を任せればいいので、こち らも難しいことはない。
サイトロックからは、今後も 新しいサービスが続々と登場す る見込みだ。
自社でセキュリティ対策をする場合とClient Careの違い（画面クリックで拡大）
【インタビュー】
セキュリティサービスにおけるSaaSは未開拓の分野。
便利なサービスを次々と提供していきます
サイトロック株式会社代表取締役社長 荒谷茂伸氏
──サイトロックが中堅・中小企業を対象にしている理由は？
大企業はコンプライアンスに専門の要員を確保できますし、そのためのシステムも用意できます。そして、取引のある中小企業にも、自分たちと同等のセキュリティを求めてきます。
しかし、中小企業には専門の要員が確保できませんし、市販のシステムは千万円単位ですから、購入するには勇気がいります。その点、私たちが提供しているSaaS型のセキュリティサービスなら、初期コストも安く、要員も不要。だから、私たちのサービスは中小企業に一番向いているわけです。
──中小企業ほど、新しい形のサービスに懐疑的なのでは？
契約数が増えるにしたがって、弾みがついてきています。すでにSaaSは言葉の定義や仕組みを理解するといった知識レベルをすぎ、有用性を実践するレベルにきています。
私たちは、従業員100人規模の企業を顧客ターゲットにしていますが、別に大企業をお断りしているわけではありません。実際に500人規模の上場企業もご利用いただいています。要するに、システム管理者が少ない会社ほど、SaaSによるセキュリティサービスが有効ということです。
──なぜSaaS型のセキュリティサービスがシステム管理者のいない企業で有効なのか？
今日のITインフラは、24時間365日稼働が大原則です。止まれば企業活動に影響が出ますし、情報漏洩があれば大打撃です。しかし専任のシステム管理者がいなければ、常時監視をすることはできません。やろうとすれば、必ず本業に差し支えます。だからこそ、低い料金でアウトソーシングできるSaaS型のサービスが求められるのです。
──今後のサービス展開は？
4月にPCのログを監視するサービスをリリースする予定です。クライアントケアにこのサービスを付加すれば、あってはならない「PCがこんな時間に動いていた」ということまでわかるようになります。
私どもは、セキュリティ分野におけるSaaSベンダーの先駆者として、お客様の「24時間365日運用」に役立つサービスを今後も取りそろえていく予定ですので、どうぞご期待ください。
中小企業でも大企業並みのコンプライアンスが求められる（画面クリックで拡大）
| 提供形態 | SaaS |
|---|---|
| 用途 | ITインフラの監視と管理 |
| 企業規模 | 中堅・中小企業向け |
| 業種 | 特に問わない |
| 部門 | 特に問わない |
| 動作環境 | 対象OSはWindows 2000（SP4）、Windows XP Professiona（l SP1、SP2）。推奨環 境はPentium Ⅲ 500MHz以上のCPU、256MB以上のメモリー、100MB以上のディ スク容量。インターネットに接続が可能で、インターネット向けにTCPポートの80番、 443番を開放していること。 |
| 利用料金 | Client Careは初期費用5万2500円（税込）、月額利用料金735円×PC台数（税込）。Total Careは初期費用なし、月額利用料金5万2500円（PC30台規模・税込）。 |
