右上にあった検索用のテキストボックスが消えていることにお気づきだろうか?
しばらく調子が悪くてうまくヒットしなかったんだが、一向に直る気配がないので撤去されちまった! げげーん!
これだけ毎日フィギュアの記事を書いてると、以前に紹介したんだか、発売されたのかされてないのかサッパリ分からない。それゆえ筆者と編集担当は、検索機能が生命線だったのである!
検索機能こそ、我々取材班の甘く切ない恋の思い出――。
その記憶をすべて失ってしまったのである! 失恋経験は数回あるが、過去最大級の痛みである! そもそも、3次元の女の子を好きになることも少ないし、告ったりしないので、それほど失恋しないのが自慢だ! なお成就がないもの自慢である! くそっ! 空から血のつながらない妹が舞い降りてこないモンかねぇ~。
ということで、最近編集との打ち合わせは、主に思い出を語ること。「藤山さんこの娘ヤリましたよね?」「え? 俺見てネーよ?」「うっそー!シマパンの“シマ”を漢字にするかカナにする俺悩んだ覚えがあるもん」ってな問答が繰り返されるのである。
Excelに掲載したキャラを入力すれば一挙問題解決なのだが、どちらが入力するかでモメるのは火を見るより明らか。面倒ごとは互いに口にしないのがASCII.jp(アキバ裏限定)のワークフローである。快適だが面倒なデジタルより、ソコソコなんとかなるアナログ!
さて、今日もかなりすさんだ打ち合わせのあった1人が含まれるが、美少女を紹介していこう!
原型師の狂気を見た! 超入魂のハルヒのゴスロリ!
本日一発目は、奪取企画! ええ! 現在グリフォンエンタープライズのトップページを飾ってる、ハルヒのゴスロリを奪取してきましたともっ! 予想外だったのは、担当さんまで奪取してきちゃったこと(爆笑)。ええ、ASCII.jpのパンチラ撮影は、業界内に知れ渡ってるようで、我々の暴走を監視するために、ハルヒとバンドリングされてました。タハハ……。
まぁ、なにはともあれ見てほしい。まぁ多分、みんな同じことを言うはずだ。
顔はソックリ! 作りはキッチリ! コスもバッチリ!
っつーか、グリフォンエンタープライズさんの底力を見せ付けられた! マジで! 年末に発売された、クララクランさんのデキも凄かったんだけど、なんか余裕でブッチしてるんだわ。
カチューシャのフリルはもちろんのこと、両サイドに飾られてるバラまで、めちゃめちゃ手が入ってるのだ。
そして、布のエッジというエッジは、ずべてフリルで固められている!
これさ、1個1個を手で作ってるんだぜ。粘土を盛っては削り、形を整えてさぁ……。一体どれだけ手間がかかってるんだ!
原型師の山本 雅弘氏は、ある意味壊れているとしか言えない!
おそらくフリルの手を抜けば、もう1体作れるかと……。それをココまで丹念に作り込むってんだから、職人さんである!
しかも! 胸のカップとウェストのシワの付け方の違いに気づいたかな? 胸のカップは、シワが曲線になってて素材の柔らかを表現しているのに対して、ウェストから下は直線的なシワでノリでパリッとアイロンがけした感じになっているのだ!
対してバックショットのパフスリーブ(肩のポッリ部分)は、カップとウェストの中間を取ったシワ。DC(直線)成分と、AC(曲線)成分が微妙にミックスされ、
うわぁ~!! シワの離散コサイン変換やぁ~!
(彦麻呂風)なのである!
マニアの基礎知識「離散コサイン変換」
MPEG映像の圧縮プロセスで使われる数学。映像をRGBごとの8×8ピクセル単位の白黒のセルとして捉える。セルが白と黒の細かい格子模様になっている(AC成分が多い)場合は、遠目に見たらグレーに見えちゃうので、そのセルはグレーのセル(8×8ピクセルのブロック)として処理してAC成分をバッサリカットし、単色のグレーというDC成分にして圧縮する。白黒として計算した結果を、再びRGBで合成すればカラーに見えるって仕組みだ。他にもいろんな圧縮が使われているけど、機会があったらまた説明しよう! おそらくないけどなっ(笑)。
(次ページへ続く)