ドキドキ ワクワクの試乗会!
試乗は埼玉県桶川市の運航基地(ホンダエアポート内)にて行なわれた。明日から販売される「飛行船遊覧クルーズ 東京周遊コース」でもこちらからの出発となる。ちなみにJR桶川駅からであれば運航基地まではタクシーで2100円程度だ。
まず乗船に先立ち、基地内にある日本飛行船社内で住所氏名、機材込みの体重を所定の用紙に記載し、飛行船乗船について簡単なレクチャーを受けてから、飛行船の発着場に移動する。
なお、取材という名目で各メディアの「飛行船にいち早く乗り隊員」が集結しているのは言うまでもない。斯く言う筆者もその一員で、久々に小学生の時の遠足前日の気分を味わったと言えば、その興奮たるや分かっていただけるであろう。
「ツェッペリンNT飛行船」が到着!
今回行なわれた試乗会の先発組が約30分の飛行を終え「ツェッペリンNT飛行船」が、われわれ第2陣の取材陣が待つ発着場に戻ってきた。
なお、乗船は飛行機やヘリコプターと異なり少々特殊で、飛行船のバランスが崩れないように、まず2人が乗船した後、中の2人が下船するといった方法がとられる。
大宮上空いらっしゃいませ
離陸は驚くほどスムーズで、飛行機のような急加速や、ヘリコプターの爆音とも無縁。よく地面を見ていなければ浮いた瞬間はわからないほどだ。
また、動力のプロペラはキャビンから比較的離れた場所に備え付けられているため、キャビン内部はかなり静かで、大声を張り上げなくとも普通の声で会話を楽しめる。
今回の試乗では、何組かの取材陣が交代で乗船するため、桶川からさいたま新都心上空を周遊する約30分のコースで「ツェッペリンNT飛行船」の乗り心地を体験をすることになった。
キャビンの様子
キャビン内は12席がゆったり配置され、上質な内装と相まってセレブ気分を味わうことができる。また、窓は大きく辺りを見渡せば360度の大パノラマをゆったりと思う存分楽しめるのも飛行船ならではの魅力。なお、前述したように静音性は非常に高いのだが、揺れに関しては大気の状態にも左右されるのだが心地よい程度に感じとれた。無論、激しく揺れるということはないのだが、ゆったりとした揺れ、例えるなら、大型船がわずかに波に揺れるといった感じだろうか。なお、秒速7m以上の風を観測した場合、飛行が中止になる可能性があるとのことだ。
飛行船の窓はなんと開けられる!
コックピットの様子
試乗はあっと言う間……。
楽しい時間は「アッという間」とはよく言ったもので試乗を楽しみにしていた我々には約30分のフライトはあまりに短すぎた……。お金に余裕ができたら約90分の「飛行船遊覧クルーズ 東京周遊コース」にぜひ乗船してみたいものだ。
次の取材陣を乗せて「ツェッペリンNT」は飛び立ってしまった
動画見たくない?
写真でレポートするには今回の飛行船の取材は惜しい!だったら動画も掲載しよう!ということで次ページで「離陸」「キャビン内」「窓を開けて撮影」「着陸」の4本をアップしてみた。気になる動画を見たい人は次のページへどうぞどうぞ!
(試乗動画レポートへ続く)