10月23日(火)六本木ヒルズ森タワー52階東京シティビューにて日本飛行船とJTB西日本は記者会見を行ない、今月25日(木)より本格的な遊覧飛行としては日本初となる「飛行船遊覧クルーズ」の販売を開始すると発表した。
記者会見終了後、六本木へデモンストレーション飛行に現れた「ツェッペリンNT飛行船」は、六本木ヒルズ森タワー上空をゆったりと旋回し静粛性と機動性をアピール。
販売される「飛行船遊覧クルーズ 東京周遊コース」は、11月23日(金)~翌1月5日(土)のうち27日が運航設定日。価格は平日のデイフライトが12万6000円、土日祝日のデイフライトが13万6500円、1月1日~3日までのデイフライトが14万7000円、日曜~木曜日までのナイトフライトが13万6500円、金・土曜日のナイトフライトが14万7000円、12月22日~25日のナイトフライトが16万8000円となっている。コースは桶川~池袋~上野~浅草~汐留~六本木~渋谷~新宿~桶川上空を約90分かけて周遊する。販売方法は飛行船遊覧クルーズデスクでの電話・FAX及び専用ウェブサイトのみとなる。
日本飛行船の渡邊裕之代表取締役社長は会見で「ツェッペリンNTの故郷ドイツでは現在までに6万5千人以上のお客様が安全に遊覧飛行を楽しんでいる。常に1万人程度の予約待ちがあり、申し込み後1年程度待たなければ乗船できない」と飛行船の遊覧飛行の将来性について語った。
その後場所を六本木ヒルズ森タワー屋上に移し上空を旋回する「ツェッペリンNT飛行船」を撮影するフェトセッションが設けられた。飛行機やヘリコプターと違い、ごくわずかなプロペラ音のみで航行・旋回・ホバリングが可能な飛行船の遊覧飛行の優位性が印象的であった。
記者会見の後、駐機場である桶川の運航基地(ホンダエアポート内)にて試乗会が開催されたので、次ページ以降の体験レポートをご覧いただきたい。
(試乗レポートへ続く)
