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東芝 テレビ事業部の本村裕史氏(左)と深谷工場AV設計第一部の木村崇博氏(右) |
最近の薄型大画面テレビのアピールポイントのひとつである「HDMI」を使った各種機器とのリンク機能。メーカー各社ともに「HDMI CEC」という規格を採用しているものの、その特性はメーカー独自に味付けされていて、リンクできる機器のラインナップも異なる(関連記事1)。リンク機能によって、その後に購入する周辺機器の使い勝手に影響があるだけに、各社のリンク機能の特性も知っておきたいところだ。
今回は(株)東芝を訪問し、同社の液晶テレビ「レグザ」(REGZA)のリンク機能として、今秋冬モデルに実装されることとなった「レグザリンク」 (関連記事2)の特徴やその戦略について聞いた。
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映像処理エンジンの強化、秒間120コマ(120Hz駆動)の倍速表示、10bitフルHDパネル、動画用の色空間に関する国際規格「x.v.Color」対応、映画(フィルム)再生時の最適化など、高画質のための最新技術をすべて詰め込んだという「Z3500」シリーズ |
「レグザリンク」はレグザシリーズすべてのモデルでHDMI(1.3a)での接続に対応し、同社HD DVD/HDDレコーダー「VARDIA」(ヴァルディア)や同社のAVパソコン「Qosmio」(コスミオ)、さらにヤマハ(株)やオンキヨー(株)のオーディオシステムとの連携操作が可能になっている。さらに、フラッグシップモデルである「Z3500」シリーズでは、従来からのLAN上のNAS(Network Attached Storage)へのダイレクト録画/再生に加え、新たにUSB接続の外付けHDDへの録画も可能となった。

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