アップルは、現地時間の11日、米国サンフランシスコで開催中のアップル世界開発者会議“WWDC”における基調講演にて、今年10月に発売予定のMac OS X 10.5(開発コード名“Leopard”)の主な新機能を発表した。
同社のCEOである、スティーブ・ジョブズ氏は、Leopardの300以上の新機能の中から、選りすぐった10個を解説。前編ではそのうち5個に触れたが、後編では残りの5個を紹介していこう。
【6】 Boot Camp
6つ目の新機能は、MacをWindows OSで起動する仕組み“Boot Camp”。今までは別途ダウンロードして、インストールする必要があったBoot Campだが、Leopardにはあらかじめ付属。ユーザー自身がインストール用CDを焼かなくても、ドライバーなどを組み込めるように改良されている。
【7】 Spaces
7つ目の新機能“Spaces”(スペーシズ)は、作業内容に応じて複数のデスクトップを用意し、ショートカットキーの組み合わせで表示を簡単に切り替えられる機能だ。
【8】 Dashboard
8つ目の新機能は、ウィジェット(電卓や世界時計、株価情報など、さまざまな機能に特化した小さなアプリケーション)を呼び出す『Dashboard (ダッシュボード)』に関するもの。
開発者向けには、ウィジェット作成を支援するツール『Dash code』、一般ユーザー向けには、インターネット上のサイトの好きな部分を指定して切り取り、ウィジェット化できる『Web Clip』を披露した。映画情報を表示する『Movies』というウィジェットも追加される。
(次ページに続く)