米アップル(Apple)社は現地時間の11日、Macの世界開発者会議“WWDC 2007”の基調講演にて、同社の携帯電話機『iPhone』がサードパーティー製アプリケーションをサポートするということを明らかにした。
開発者はSDKや特別な開発環境なしで、iPhoneに組み込まれているような見た目と動作のウェブアプリケーションを作れるようになる。その際、アプリケーションを、電話の発着信、電子メールの送受信、Google Mapsでの位置表示といったiPhoneの各種サービスにアクセスさせることも可能だ。
アップルは、iPhoneを発表した今年1月の『Macworld Expo/San Francisco 2007』の時点では、セキュリティーの問題を理由に、アプリケーション開発を「サードパーティーに展開することは、今のところ考えていない」と語っていた(参考記事)。今回、セキュリティーの問題が解決されたため、サードパーティーに開発の道が開かれたものと推測される。