スティーブ・ジョブズCEOの基調講演も無事終わり、引き続きセッションなどが行なわれているMacの世界開発者会議“WWDC”(参考記事1、2)。先日お伝えしたように、会議の内容は秘密保持契約を結んでいるため、記事にすることができない。そこで、会議そのものとは関係のない、ヤジ馬的WWDC周辺状況をお伝えしよう。
ちなみにサンフランシスコの地元紙『San Francisco Clonicle』の今朝のビジネス面トップには、スティーブ・バルマーの写真にフィル・シラーが口をはめ込んでにやっとしているスライドを背景に、笑っているスティーブ・ジョブズCEOの写真が大きく掲載された。
まず会場に来て気が付くのは、参加者の恰好がラフなこと。スーツにネクタイなんて人はまず見あたらない。今日のサンフランシスコは最高気温23度、最低気温11度と東京より肌寒いが、半そでTシャツの人もいれば、フリースやジャケットで温かい恰好をしている人もいてまちまち(中には革ジャンを着込んでいる人も……)。
会場内は高速無線LANが解放されているため、持参したパソコンを広げている人が目立つ。使用機種はやはりMacが多いが、ちょっと肩身が狭そうにVAIOを広げている人も。そこで、開発者はどんな機種を使っているのか、数えて円グラフにしてみました!
こうして数えると、ほとんどの開発者がインテルMacに移行している模様(Mac95台中88台=93%がインテルMac)。また、特筆すべきは17インチMacBook Proの多さ。MacBook Proを使っている人68台のうち、13台は17インチだった。開発者は大きな画面が好き?
性別は圧倒的に男性が多い。年齢は20代から4、50代まで幅広い印象だ。今年のWWDCは、5000人以上の来場者で、過去最大規模という。Macのデベロッパー登録数も全世界95万人と、昨年より20万人増えたそうだ。
WWDC恒例! 天吊りポスターチェック
基調講演前は、黒い布でしっかり覆われて見えなかった天井吊りのポスターは、Mac OS X Leopardの新機能12個をフィーチャーしたものだった。それぞれにキャッチコピーが書かれているが、今回はなかなか理解しにくいものが多い。昨年のWWDCのキャッチコピーである「Vistaよさようなら」、「レッドモンドにコピーキャットがいる」、「Vista 2.0にようこそ」、「来た、見た、勝った」──などに比べると、ちょっとパンチが足りない気もする(参考記事)。
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