“ひとり暮らしの晩餐”。コンビニ弁当やファーストフードばかり食べていませんか? 残業で帰りの遅くなった夜、空腹のあまり麻痺した感覚で、たくさん買い込んでみたものの、結局食べきれずお弁当を残してしまったり……。翌朝これを温め直して、食べるだけでは芸がありません。残り物を簡単・豪華に食べられる、劇的“変身レシピ”をご紹介しましょう。
食べ残しのスパゲティをイタリアの定番家庭料理にアレンジ
今回は、食べ残しのスパゲッティーペペロンチーノを、イタリア風オムレツにアレンジしてみました。この料理に合うお酒はワイン。イタリアの家庭や居酒屋の定番料理のオムレツには、味も値段も軽めのワインがぴったり。またはビールやフルーツ系の缶酎ハイなど、度数と味が軽めのものもいいかも。
イラスト内の完成写真では、ぺペロンチーノ味のスパゲティを使用し、仕上げに市販のミートソース(缶詰、レトルトなど)を小鉢に移して電子レンジで温めたソースを添えました。同様に市販のホワイトソースやデミグラスソースなども合いますが、ケチャップやマヨネーズなどでも十分おいしいです。サラダオイルの代わりにオリーブオイルがあれば、より本格イタリアンになります。パルメザンチーズがなければ、ピザ用のとろけるチーズやおつまみ用のチーズなど、近くにある物でお試しください。ただし“チーズは多め”がこのお料理のポイント。
熊谷恵美 (くまがいめぐみ)
バーテンダー、板前、コックなどを経て、2004年に“茶漬 銀座こでまり 現庵-うつつあん-”を開店(2007年2月に閉店)。現在は都内のバーでカウンターに立つ傍ら、厨女(くりやめ)として広く食の世界に関るべく、食と健康・文化などに関る小文やレシピ、付随する写真用料理の製作などを行なっています。
現庵-うつつあん(http://www.utsutsuan.com)*
*現在はブログのみの更新