3月1日、インターコムは、市販給与ソフトと連携して給与・賞与明細や源泉徴収票を電子化してメールで配信する「Web給金帳V2メール版」を発表した。発売は3月14日からとなる。
改正された所得税法に対応
2007年1月に改正された所得税法により、源泉徴収票や給与の支払い明細書についての「電磁的方法による交付」が認められた。これにより、企業内で給与明細のペーパーレス化が促進されている。
「Web給金帳V2メール版」は、既存の給与ソフトと連携して、給与・賞与明細や源泉徴収票をメールで社員に一斉配布できる。対応する給与ソフトは以下のとおり。
- 「給与奉行」シリーズ(オービックビジネスコンサルタント)
- 「PCA給与」シリーズ(ピー・シー・エー)
- 「給与大臣」シリーズ(応研)
- 「弥生給与」シリーズ(弥生)
Web給金帳V2メール版をインストールした際、各給与ソフトで管理しているDBから必要なデータを読み取り、給与・賞与明細や源泉徴収票を電子化してメールで配信できる。また、作業の流れがひと目で分かるワークフロー操作画面(画面)が用意されており、専門のシステム管理者が不在の中小企業でも簡単に運用できる工夫が施されている。
同ソフトを導入することで、明細用紙や封筒のコスト削減に加えて、給与明細の作成から配布までの工程で発生する印刷や封かんなどの人的な手間を省くことができる。価格は、50クライアントの場合で、10万5000円からとなっている。