富士通は、個人向けデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」とノートPC「FMV-BIBLO」の春モデルを発表、ラインナップを一新した。Windows Vista Home Basicまたは同Home Premiumを搭載。価格はいずれもオープンプライスで、1月30日から順次出荷を開始する。
大画面テレビに接続する新コンセプトのリビングPC「FMV-TEO」
「FMV-TEO(テオ)」は、HDMI端子を用いてテレビに接続して利用する新製品。インターネット上の動画コンテンツの視聴やデジタル放送の視聴・録画に対応した新しいコンセプトのリビングPCだ。
マイクロソフトのコンテンツサービス「メディアオンライン」に加えて、「@nifty動画」「Gyao」といった映像配信サービスをリモコンで操作できる「ネットテレビ」機能を搭載しており、テレビ感覚でインターネット上のコンテンツを楽しむことができる。また、マウス不要で操作できるフラットポイント付きのワイヤレスキーボードを採用するなど、リビングで使うための工夫がなされている。
「TEO50U/D」は、Core 2 Duo T5500(1.66GHz)、1GBメモリ、400GB HDD、IEEE802.11a/b/g対応無線LANを搭載。地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送対応のデジタルハイビジョンチューナを備え、ハイビジョン放送の録画・再生にも対応する。予想実売価格は18万円。 「TEO30U」は、Celeron M 410(1.46GHz)/512MBメモリ/160GB HDDを搭載し、予想実売価格は10万円。
いずれもグラフィックボードにはRADEON XPRESS 1250を採用し、DL対応DVD±Rドライブを備える。OSはWindows Vista Home Premium。
地デジ対応を強化したDESKPOWER
デスクトップPC「FMV-DESKPOWER」では、「LX」「EK」「CE」「TX」の4シリーズ計10機種がラインナップされた。
●FMV-DESKPOWER LXシリーズ
エンターテインメント性を重視した液晶一体型モデル「LXシリーズ」は、3機種をラインナップ。
最上位の「LX70U/D」は、HT対応Pentium4 531(3GHz)/1GBメモリ/400GB HDD/20.1インチワイド液晶/無線LAN(IEEE802.11a/b/g)/デジタル・ハイビジョンTVチューナ/TVチューナ/Vista Home Premiumを搭載し、予想実売価格は27万円前後。TVチューナを搭載しない下位モデルの「LX40U」は18万円前後からとなる見込み。
●FMV-DESKPOWER EKシリーズ
「EKシリーズ」は、省スペース設計の液晶一体型PCで、2機種が用意された。予想実売価格は、Core2Duo T5500(1.66GHz)/1GBメモリ/160GB HDD/17インチ液晶/Vista Home Premiumを搭載した「EK50U」が16万円強。
●FMV-DESKPOWER CEシリーズ
スリムタワー型の本体と液晶モニタがセットになった「CEシリーズ」は、地上デジタル放送対応の1機種を含む3機種をラインナップ。
HT対応Pentium4 531(3GHz)/1GBメモリ/300GB HDD/20.1インチワイド液晶/無線LAN(IEEE802.11a/b/g)/デジタル・ハイビジョンTVチューナ/TVチューナ/Vista Home Premiumの「CE70UW/D」が26万円前後の予想となっている。
●FMV-DESKPOWER TXシリーズ
37インチワイド液晶を搭載した地上デジタル放送対応の液晶一体型PC「TXシリーズ」は、Blu-rayディスクドライブを搭載した「TX95U/D」と非搭載の「90U/D」の2機種。
TX95U/Dは、 Core2Duo E4300(1.80GHz)/2GBメモリ/800GB HDD/無線LAN(IEEE802.11a/b/g)/デジタル・ハイビジョンTVチューナ/TVチューナ/Vista Home Premiumを搭載し、60万円前後の見込み。
軽量ボディと長時間駆動を実現した「LOOX T」が一新
「FMV-BIBLO」では、10.6インチワイド液晶を搭載したモバイルノート「LOOX Tシリーズ」が一新された。必要に応じてドライブを着脱できるモバイルマルチベイ構造を採用し、約998gの軽量ボディと14.1時間の長時間駆動を実現。「LOOX T70U」「LOOX T50U/V」は、Webカメラやデジタルマイクを搭載し、LOOX T50U/Vではワンセグチューナも内蔵する。
LOOX T70Uは、超低電圧版CoreSolo U1400(1.20GHz)/1GBメモリ/80GB HDD/Bluetooth/Vista Home Premium/Office Personal 2007などを搭載し、予想実売価格は26万円強。
ワンセグ対応のLOOX T50Uは、超低電圧版CeleronM 443(1.20GHz)/512MBメモリ/ 60GB HDD/ワンセグチューナ/Vista Home Basic/Office Personal 2007などを搭載し、23万円前後となる見込み。
いずれも、スーパーマルチドライブ(DL対応DVD±R)/無線LAN(11a/b/g)/Bluetoothは共通で搭載する。カラーは、ベルベットブラウンとレザーホワイトの2色に加えて、同社のオンラインショップでは計9色のカラーバリエーションを用意する。
新BIBLOにはBlu-rayドライブ搭載モデルも登場
●FMV-BIBLO NXシリーズ
17インチワイド液晶を搭載したハイスペックノート「NXシリーズ」では、地上デジタル放送に対応したテレビチューナ、1GBメモリを全機種に搭載し、最上位モデルの「NX95U/D」ではBlu-rayディスクドライブも備える。
予想実売価格は、Core2Duo T7200(2GHz)/1GBメモリ/320GB HDD/Blu-rayディスクドライブ/無線LAN(IEEE11a/b/g)/Vista Home Premium/Office Personal 2007を搭載したNX95U/Dが42万円前後など。
●FMV-BIBLO NFシリーズ
「NFシリーズ」は、15.4型ワイド液晶を採用した薄型軽量のスリムノート。ワンセグチューナ内蔵モデルも2機種(「NF75U/V」「NF40U/V」)用意する。
「NF75U/V」は、Core2Duo T5500(1.66GHz)/1GBメモリ/120GB HDD/スーパーマルチドライブ(DL対応DVD±R)/無線LAN(IEEE11a/b/g)/Vista Home Premium/Office Personal 2007などを搭載し、21万円前後が予想される。
●FMV-BIBLO NBシリーズ
15.4インチのスクウェア液晶を採用した「NBシリーズ」。地上デジタル放送に対応したテレビモデル「NB55U/D」とスタンダードモデル「NB50U」の2機種をラインナップする。
予想実売価格は、CeleronM 430(1.73GHz)/1GBメモリ/100GB HDD/Vista Home Premiumを搭載したテレビモデルのNB55U/Dが20万円前後。CeleronM 410(1.46GHz)/512MBメモリ/80GB HDD/Vista Home Basicを搭載モデルのNB50Uが16万円強。
両機種とも、スーパーマルチドライブ(DL対応DVD±R)/無線LAN(IEEE 11a/b/g)/Office Personal 2007を搭載する。
●FMV-BIBLO MGシリーズ
14.1インチまたは13.3インチワイド液晶を搭載したモバイルノート「MGシリーズ」は4機種がラインナップ。14.1インチモデルで質量約1.81kg、最薄部26.4mmと薄型軽量化を実現した。IEEE802.11a/b/g対応無線LANを全機種に装備。ワンセグ対応モデルも用意する。
Core2Duo T5600(1.83GHz)/1GBメモリ/120GB HDD/スーパーマルチドライブ(DL対応DVD±R)/Bluetooth/Vista Home Premium/Office Personal 2007を搭載した14.1インチモデル「MG75U」の実売価格は25万円前後と予想される。
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