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アスキー的パソコン大解剖 第90回

第10世代Core、第9世代Core、第3世代Ryzen買うならどれ?

CometLake-Sことインテル第10世代Coreプロセッサーを見極める (1/4)

2020年06月06日 12時00分更新

文● 藤田 忠 ベンチマーク● 加藤勝明(KTU) 編集● 北村/ASCII

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デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーが登場!

 高い性能とコストパフォーマンスでインテルを圧倒し、プロセッサーの王座をAMDの第3世代Ryzenが奪ってから早10ヵ月。絶好調なRyzenに対抗するべく、ようやくインテルから次世代デスクトップ向けCPUとなるCometLake-Sこと、第10世代Coreプロセッサーが発売された。

 CometLake-Sの製造プロセスは、第5世代Coreプロセッサーから採用されている14nmプロセスのままで、アーキテクチャーもこれまでと同じくSkylakeをベースとしているが、最大物理コア数は8コアから10コアに増加し、CPUソケットはLGA1200に変更された。

 待望の10nmプロセスへの移行やPCI Express Gen4.0のサポートは、残念ながら次世代に持ち越しとやや肩透かし感はあるが、高クロック化や全SKUでのハイパースレディングの復活、DDR4-2933(Core i9とi7のみ)のサポートなど、Ryzenに対抗するべくブラッシュアップされている。

 ただ、Ryzen APUへの対抗は見送られ、内蔵GPUは第9世代Coreプロセッサーと同じ、「Intel UHD Graphics 630」になっている。

 第10世代Coreプロセッサーの特徴とともに、そのパフォーマンスを発売解禁日に投入されたCore i9、i7、i5の3モデルを使ってチェック。この夏注目の第10世代Coreプロセッサーをマスターしていこう。

5月20日22時に発売解禁された第10世代Coreプロセッサー。CPUソケットは次世代のLGA1200プラットフォームに変更された

最上位のCore i9のほかに、Corei7とi5が各1モデル発売された

最上位となる「Core i9-10900K」は、鋭角にカットしたプラスチックカバーを使ったパッケージになっている

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