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ASCII Power Review 第45回

もちろんαも仕事でバシバシ使っているプロカメラマン岡田が製品を実地で試してみた評価は!?

α6600 実機レビュー = ソニーが考える小型ミラーレスカメラの完成形だった

2019年11月02日 11時00分更新

文● 写真 岡田清孝 + 編集 PowerReview軍団

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 ソニーのAPS-Cミラーレス「α6xxx」シリーズの最上位モデルとして、「α6600」が発売となった。従来機「α6500」から約3年振りのモデルチェンジになる。

11月1日に発売。量販店価格はボディーのみ17万5890円。高倍率ズーム「E18-135mm F3.5-5.6 OSS」とのキットモデルは21万9890円。  ※写真のレンズは「E16-55mm F2.8 G」(14万9730円)。

いちばんの改良ポイントは
バッテリーの大型化!?

 「α6500」からの変更点としては”リアルタイムトラッキング”や”リアルタイム瞳AF”によるAF追従性能の向上や内蔵ストロボの廃止などがあるが、個人的にもっとも嬉しいのがバッテリーの大容量化だ。

 従来機のバッテリー「NP-FW50」は2010年発売のソニー初代ミラーレス「NEX5」から採用され、長きに渡り互換性を保ち続けてきた。そのおかげで新機種に買い替えても購入済のバッテリーが流用できるというメリットもある。しかし撮影できる枚数は350枚程度と、長時間撮影したいときは予備のバッテリーは必須だった。

 今回新しくなったバッテリーは「α9」以降のフルサイズ機でも採用されている「NP-FZ100」で、容量が2倍以上になり公称値では約850枚の撮影が可能(内蔵ストロボの廃止の効果もあるだろうが)とっている。

 実際に撮影してみても、日をまたぎ延べ3日RAW+JPEGで951カット計1902枚撮影したところで電池切れになった。そのうち440カット880枚は連写での撮影だったことを差し引いても、格段に向上していることが実感できた。

バッテリーは最新のフルサイズ機で採用している大型の「NP-FZ100」に変更。撮影可能枚数が劇的に増加。

カスタムボタンの増加と
グリップの向上もありがたい

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