アスキースマホ総研・白書 第43回
Xperia XZ Premium、Xperia XZs、Xperia Touch……いち早く買った者たちの本音が満載
16万円のAndroid内蔵プロジェクターや新型カメラ付きスマホ! Xperiaのいまがわかる (1/4)
2017年07月05日 15時00分更新
Androidスマホとして人気を博しているソニーモバイルの「Xperia」。日本では'10年4月に「Xperia SO-01B」として登場し、今日に至るまで強力なエンタメ機として進化を続けている。一方で、Xperiaはスマホの枠を超えた新しい製品に生まれ変わろうとしている。そんなXperiaの最新事情を解説しよう。
※本特集内のスマホの実売価格は、新規一括購入での端末価格から24ヵ月分の「月々サポート」「毎月割」「月月割」などを差し引いた額です
スマートフォンはインテリジェント機能とカメラ推し
Xperiaスマホの'17年夏モデルの最大のトピックはなんといっても「カメラ」だ。カメラセンサーを同社製のメモリー積層型CMOSセンサーをスマホとしては世界で初めて搭載。先読み撮影やスーパースローモーション撮影など、メモリー積層型が得意とする高速な記録速度を生かした新機能を搭載している。
また、「Xシリーズ」から搭載しているインテリジェント機能も強化。とくにバッテリー周りでは、使用状況を学習して「STAMINAモード」をオンにすべきタイミングを通知してくれたり、バッテリー寿命を延ばす「いたわり充電」がアラーム設定と連携するなど、より実用的になったと言える。
国内唯一の4K HDR対応機
「Xperia XZ Premium」
●ドコモ
●発売中
●一括購入額 9万3960円/実質負担額 4万5360円
'15年冬モデル「Xperia Z5 Premium SO-03H」以来となる4K解像度(2160×3840ドット)ディスプレーを搭載するプレミアムモデル。Z5 Premiumと同様に、実際に4K画質で表示されるのはプリインストールのアルバムやムービーアプリ、YouTubeなどを利用したときに限られる。ただし、XZ Premiumでは精細かつ従来より豊かな色彩を楽しめる4K HDRコンテンツの再生に対応。コンテンツはdTVやAmazonプライム・ビデオ、ひかりTVなどで配信される。
デザインは'16年冬モデルである「Xperia XZ」がベースだが、光沢のあるカラバリを用意し、まさにプレミアム端末にふさわしい形となっている。なお、グローバルではピンクも登場したが、国内では現状2色のみの展開だ。
Motion Eyeカメラ搭載の3キャリアモデル
「Xperia XZs」
●ドコモ、au、ソフトバンク
●発売中
●ドコモ:一括購入額 8万5536円/実質負担額 3万2400円、
au:一括購入額 8万4240円/実質負担額 4万5576円、
ソフトバンク:一括購入額 8万7840円/実質負担額 4万5120円
XZ Premiumはドコモのみの販売となるが、XZsは3キャリアでの展開となるハイエンドモデル。名前のとおり'15年冬モデルのXZをベースとしているが、XZ Premiumと同じ「Motion Eyeカメラ」を搭載。カメラセンサーを変更した影響で、XZにはなかったカメラ部の出っ張りがある。また、メモリーが3GBから4GBに増量、AndroidのバージョンもXZは7.0にアップデートされたが、XZsは7.1がプリインストールされている。
カラバリは4色で、背面はXZがメタリックだったのに対し、同じ素材を使っているもののサラッとしたフロスト加工が施されている。特に、シトラスは日本で初めてお披露目された色で、グローバルでは未展開。
XZ PremiumとXZsで使えるMotion Eyeカメラの新機能
動体を検知する「先読み撮影」
従来からXperiaのカメラは素早くシャッターを下ろせるが、ペットなど唐突に動いてしまう被写体をタイミングよく撮るのは難しい。先読み撮影はシャッターを下ろした前後の写真を自動で記録。ベストショットを後から選ぶことができる。利用時は「プレミアムおまかせオート」にしておけばいい。
最大960fpsのスーパースローモーション
スーパースローモーション撮影はHD解像度(30fps)での動画撮影時に、任意のタイミングだけ960fpsで約0.2秒の間録画し、その部分を約6秒間のスローモーション映像として記録する機能。一瞬が非常に遅く表示され、また通常の速度に戻る様子は、まるでSFやアニメの世界を見ているかのよう。
この連載の記事
- 第82回 スマホもPCも充電できる 高出力「USB PD」モバイルバッテリー&充電器6選
- 第81回 旅行や出張にお役立ち! 技ありモバイルバッテリー4選
- 第80回 iPhoneを2倍速充電! スマホを最速で充電する方法
- 第79回 人気格安SIMおすすめ10回線まとめ 金額や特徴で比較しよう
- 第78回 Xperiaシリーズ名機の歴史 X1から最新機種XZ2まで XZとは何が違う?
- 第77回 格安スマホ3万円前後はどれが買い? 人気端末6機種比較
- 第76回 iPhoneアプリ機能のおすすめ活用法 仕事で使える便利技まとめ18選
- 第75回 OPPOスマホ「R11s」は買いなのか ファーウェイ「HUAWEI Mate 10 Pro」と比較レビュー
- 第74回 「iPhone X」「Galaxy Note8」 スマホ超高性能2機種おすすめはどっち?
- 第73回 スマートウォッチおすすめiPhone/Android対応15選 仕事で使えるモデルも
- この連載の一覧へ