アスキー(現KADOKAWA)のゲーム誌「ログイン」や「週刊ファミ通」などで忍者編集者としておなじみだった、現フリーライターの忍者増田が、1980~1990年代のPCゲームや編集者時代の思い出を振り返り、紹介していくというコーナー。ASCII.jp、ASCII倶楽部の読者なら、なつかしい話題が満載のこと間違いなしなのだ!
かつて拙者忍者増田は、今はなき「ログイン」(アスキー、現KADOKAWA)というPCゲーム誌で編集者をしておりました。在籍年は1989~1995年。補足しておくと、それからは1998年まで週刊「ファミ通」(アスキー、現KADOKAWA)編集部にいました。そのあと抜け忍となり、現在に至るわけです。
今回はゲームの話ではなく、拙者がログイン編集部に入ることになった経緯を話そうと思うでござるよ。
もともと拙者は、ログインの愛読者でした。中高生のころ、読者と編集者の距離が近いこの雑誌に魅かれ、毎号貪るように読んでいたのです。おふざけからド真面目まで、バラエティーに富んだ企画記事のおもしろさ……。そして読者投稿コーナーで、毎号おバカな編集者とおバカな投稿者のヤリトリが繰り広げられているのもログインの魅力でした。
そのうち拙者も、自然とそんなログインに投稿をするようになりました。当時のログインの投稿コーナーはポイント制で、毎号掲載者にはポイントが入り、最終的に1位を獲得した者に賞品が与えられることになっていました(関連リンク)。多くの常連投稿者がしのぎを削っていたわけですが、最終的に1位を獲得したのは拙者。そして、当時30万円以上したシャープ製「X68000ACE」というPCを賞品としてゲットしたのです!
まだ10代の子供が、そんな高価なPCをタダでゲットしたんだから、そりゃもう狂喜乱舞でしたね。1988年のことです。ちなみに、動くかどうかわかりませんが、このX68000ACEはいまだに所持しています。
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