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アスキースマホ総研・白書 第18回

今年ベストのスマホは?「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2016」 (1/2)

2016年12月22日 10時00分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

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2016年最高のスマホはどれか、スマホ総研が切り込みます!

 11月25日~12月9日までASCII.jpで実施した「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2016」アンケート。2016年を代表するベストスマホはどれなのか、ASCII読者とスマホ識者、ASCII編集部でそれぞれ選出した。

ASCII.jp読者が選ぶ2016年のベストスマホは「Xperia XZ」!
「Galaxy S7 edge」が2位に続くも「iPhone 7」シリーズは苦戦

 
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2016
1位(42票) Xperia XZ(ソニーモバイル)
2位(32票) Galaxy S7 edge(サムスン)
3位(26票) ZenFone 3 Deluxe 5.7型(ASUS)
4位(18票) HUAWEI P9(ファーウェイ)
5位(15票) ZenFone 3(ASUS)
6位(13票) iPhone 7 SIMフリー版 (アップル)
6位(13票) iPhone SE SIMフリー版(アップル)
6位(13票) honor 8(ファーウェイ)
9位(9票) Xperia X Compact(ソニーモバイル)
9位(9票) iPhone 7 Plus SIMフリー版(アップル)

 ASCII読者が選んだ「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2016」の栄冠に輝いたのは、ソニーモバイルの「Xperia XZ」。前モデル「Xperia X Performance」からRGBC-IRセンサーとAFセンサーが追加され、カメラが大幅に強化されたのが最大の特徴。2900mAhのバッテリーは日々の充電状況に応じて充電スピードを変える「いたわり充電」に対応する。

Xperia XZはカメラ機能を大幅に強化

デザインは前モデルを踏襲するが、前面にもカラバリが適用された

ゆうこば 2016年にもっともASCII.jp読者から支持されたスマホは、ソニーモバイルの「Xperia XZ」でした。カメラ機能の強化は、食べ物を撮影する際にこれまで必要だった補正がいらなくなったほど効果的です。地味な強化ではありますが。

ドロイド 個人的には「Xperia Z5」から大きく変わっていないという印象です。ユーザーが多いから挑戦しないのか、ほかに理由があるのかが気になります。

スピーディー カタチが全然変わらないので、あんまりワクワクしないよね。ショップで乗り換えようとしても間違い探しみたいな変わらなさだし。このあたりは何とかしてほしいね。

スピーディー 2位はサムスンの「Galaxy S7 edge」。S7 edgeの印象は?

Galaxy S7 edge(画像はドコモ版)

両サイドがラウンドしているエッジスクリーンは独特な形状。指紋認証も搭載している

ゆうこば 「Galaxy S7 edge」は高価なのに広く支持されましたね。発売日までの事前予約でVRヘッドセット「Gear VR」が無料でもらえたりしたのも大きいかもしれません。

ドロイド 2016夏スマホとはいえメモリー容量が4GBと多くCPUはハイエンド系のSnapdragon 820。前モデル「Galaxy S6 edge」はバッテリー容量が少なかったのが残念でした。S7 edgeは徹底的にすべてのネガを潰してきました。攻めている感じがします。

スピーディー 3位はまさに最強スペックといえるSIMフリースマホ「ZenFone 3 Deluxe (ZS570KL)」。Snapdragon 821搭載でメモリー6GBストレージ256GB、さらに3CA(キャリアアグリゲーション)対応と死角ナシ。対応バンドの広さも唯一無二レベルで「とにかくスペック最強」を求めるならコレになるのかな。

「ZenFone 3」シリーズの最上位モデルZS570KLは、全方位の高スペックぶりが人気を集めた

2300万画素カメラの下に指紋認証を搭載

左側のSIMスロットには2枚のSIMを挿入して同時利用可能

ミナミダ 9月28日の発表からメーカー予想を上回る予約数に達したためすぐに受注を中止したほどで、12月12日でも注文できないです。もちろん、2つのSIMを同時に使えるDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)にも対応しています。買えませんが……。

ドロイド 9月16日発売の「iPhone 7」シリーズはあまり人気がありませんでしたね。これはアンケートのユーザー層が異なるということかもしれませんが、iPhone 7シリーズに関しては後ほど詳しく触れたいと思います。

読者が利用中のスマホは「Galaxy s7 edge」がトップ
「iPhone 7」シリーズは苦戦する結果に

 ASCII.jp読者が現在利用中のスマホベスト10は、2016年にスマホを買い替えなかったユーザーも含めてかなりバラツキのある結果となった。

 
現在利用中のスマホ
1位(20票) Galaxy S7 edge(サムスン)
2位(17票) Xperia XZ(ソニーモバイル)
3位(12票) Xperia Z5(ソニーモバイル)
4位(11票) Nexus 5X (グーグル)
5位(10票) ZenFone 3(ASUS)
5位(10票) iPhone SE(アップル)
7位(9票) Xperia Z3(ソニーモバイル)
7位(9票) HUAWEI P9(ファーウェイ)
9位(8票) iPhone 7(アップル)
9位(8票) iPhone 7 Plus(アップル)
9位(8票) iPhone 6s(アップル)

ゆうこば 1位の「Galaxy S7 edge」は2016年を代表するスマホといっていいほどですね。順当な結果という気がします。

ミナミダ 2位の「Xperia XZ」はどうでしょうか。年の瀬が迫る11月頭発売の端末でよく健闘したと思うのですが。

スピーディー まず最初に「Xperia X Performance」は今思うと「なぜ出したのか」と感じたね。Z5シリーズから大きな進化がなかったし、細かなアップデートが多くて期待していたユーザーががっかりしたかもしれない。Xperia XZはZ5の正常進化といった感じ。「世界に仕掛けるスマホ」ではなくあまりワクワクしなかった。

速度(性能)重視のスピーディーのXperia XZ評は少々辛口

ドロイド 5位の「Xperia Z5」は「Xperia X Performance」に買い替えなかったユーザーが多かったといういうことだと思います。Z5は2015年10月末発売でX Performance が6月末、さらにXZが11月頭発売と半年ごとに代替えしていては、ユーザーがどのタイミングで買えばいいかわからないですね。

ミナミダ Xperiaの最新機種はキャリア版なので、契約期間を考えると仮に機種変はアリだとしても、MNPでのXZ入手はX Performanceユーザーの場合まず厳しい。Xperiaシリーズへの忠誠度の高さが表れた結果といえるかもしれません。

Nexus 5X

ゆうこば 「Nexus 5X」は最新OS搭載で高性能かつコンパクト、しかもSIMフリー版もありと、スキのなさが好まれたのかもしれませんね。

ZenFone 5

iPhone SE

スピーディー 同率5位は「ZenFone 3」と5sの後継機「iPhone SE」。iPhone 7シリーズが振るわないのはやはり意外だったな。ZenFone 3はちょっと高いけどSIMフリー端末なら「これを買っておけばOK」という安心感がデカい。

ミナミダは手が小さいので「iPhone SE」しか選択肢になかったと語る

HUAWEI P9

ドロイド 同率7位は「Xperia Z3」と「HUAWEI P9」です。HUAWEI P9は「日本のシェアを獲りにきている」という感があります。だってヘタしたら海外で買うより安いんですから。ダブルレンズカメラで撮影もかなり楽しめます。背景のボケ味は「iPhone 7 Plus」より好みですね。

「Xperia XZ」と「Moto Z」二刀流のゆうこば、端末選びはわりと保守的

ゆうこば 待望のFeliCa&防水に対応した「iPhone 7」シリーズですが、同率9位です。これはアンケートに回答して頂いたAndroidユーザーとユーザー層が異なることが原因のひとつでしょうね。

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