DJコジマの作業“中”BGM 第11回
New Zion Trio「Fight Against Babylon」
パリピでなくてもレゲエはいいぞ ピアノジャズ+レゲエ名盤【倶楽部】
2016年07月06日 16時00分更新
Image from Amazon.co.jp |
ファイト・アゲインスト・バビロン・デラックス・エディション |
夏だからゴリゴリのレゲエというのもキツいかも
夏です。戦後2番目に遅いペースではありますが台風1号も発生しました。猛暑の魔の手はすぐそこまで来ているようです。嫌ですねえ。
さて、筆者が夏に合う音楽とはなんだろうと考えていたところ、編集部員から「レゲエではないか」との声が上がりました。
ジャマイカで発祥し、4分の4拍子の第2・第4拍目だけをギターが刻む特徴的な奏法は「暑くて(4拍すべてを刻むのは)面倒くさかったから」という説があるほどの音楽。確かに今の季節にはピッタリという気もします。レゲエのフェスといえば夏ですし、若者の集まる海岸では、海の家が爆音で流していたりもする。
しかしながら、この時期にゴリゴリのレゲエを勧めるのもいかがなものかなという気がしなくもない。ラガやダンスホールレゲエをいきなり聴いて暑い夏を踊って過ごそうぜ……これはこれで大いにアリですが、不幸にも我々には仕事があります。作業“中”BGMの連載でもありますし。
やはりアスキーの連載ですから、クーラーの効いた部屋で、作業が捗るような、スッキリしたものを選びたいというのも本音。
筆者が手を伸ばしたのはニュー・ザイオン・トリオのデビュー・アルバム「Fight Against Babylon」です。
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