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ワイキキ~ビューティフル・ハワイアン・メロディ~ |
暑い日には何を聴くか
暑い日が続いています。アスキー編集部がある東京も、遂に真夏日を迎えてしまいました。まだ7月も始まったばかりだというのに。今年の夏はなかなか厳しそうです。
さて、真夏に聴きたい音楽といえば……。いっそヘビーな音楽で耐性を付けるのはどうだろうかと、グスタフ・マーラーの交響曲や、重量級のハードロックなどを紹介しようかと天の邪鬼なことを考えもしました。しかし、案の定、さわりを聴いただけでも気が滅入ってきました。当然です。
夏だからこそ、南国、楽園の音楽を聴くというのはもちろんアリでしょう。しかし、この季節は、クーラーの効いた部屋でバシバシ作業することが多いわけで。夏の雰囲気を味わいながら、同時に、肩の力を抜いてくれるような、ちょっと“ユルい”アルバムがいいのではないか。
というわけで作業中の音楽に選んだのがレネ・パウロ「Waikiki」です。
レネ・パウロは1929年、ハワイ・オアフ島生まれのピアニスト。母親が弾くピアノに惹かれて弾き始め、18歳のときにジュリアード音楽院に進学。そのあとはアメリカ軍の専属ピアニストとなり、1950年代には日本の六本木や銀座でも演奏しています。この「Waikiki」は2002年にリリースされた、なんと33年ぶりのオリジナル・アルバム。
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