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A Mineral Love [帯解説 / ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC507) |
2016年上半期、一番聴いたアルバムは
早いもので、2016年も半分が終わってしまいました。
上半期は筆者も精力的に働いていた(ということにしておいてください)わけですが、とくに「ASCII倶楽部」がスタートし、日々聴いている音楽、感じている物事を、毎度短めながらも読者のみなさんに伝えられる場所ができて、たいへんうれしく思っています。これからもお付き合いのほどを。
さて、筆者が作業中に聴いていたナイスな音楽を紹介する本連載ですが。下半期のスタートということで、今年の上半期にリリースされたアルバムの中でも、一番よく聴いていたものを紹介させてください。
ビビオ「A Mineral Love」です。
ビビオはワープ・レコーズ所属の、イギリスのアーティスト。ワープといえば1990年代はテクノ・ミュージックの代表的なレーベルでしたが、その後は自身のイメージにとらわれないリリースも増えていき、!!!(チック・チック・チック)、バトルス、ブロードキャストなどの作品もリリースするようになりました。
筆者のような90年代テクノ好きとしては、ベッドルームで聴くテクノを提唱した「アーティフィシャル・インテリジェンス・シリーズ」の諸作品に、強烈に“未来”を感じたものです。ブラック・ドッグ・プロダクション「Bytes」などは、いまだに輝きが色あせていないと思える、筆者の愛聴盤。
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Bytes (WARPCD8)WARP RECORDS
やや話がずれました。このビビオの新譜も、最近のワープのカラーを端的に表しているといえましょう。
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