やはり自分でやると違う! オリジナルを忠実に再現だ
1980年代が帰ってきた! ソニーが自らの手で、元祖ポータブルヘッドホンを復刻「MDR-3R」
2026年11月06日 09時02分更新
オリジナルのブルーも印象的なオレンジも選べる
11月20日に新しく発売される「MDR-3R」は、USB-C接続で通話もできるリモコン付きの有線ヘッドホン。「Stay Wireed, Stay Fitness」をキーワードとして開発している。
言うまでもなく、MDR-3シリーズはポータブルヘッドホンの祖ともいうべき存在だ。
「レトロなガジェット味があり、古いものでありながら新しさもあるもの」「完全ワイヤレスが普及した反動で、敢えて人と違うものを選びたい」「有線の不便さもまた味であり価値」「充電がいらない、ペアリングが不要、なくしにくいといったメリットも持つ」ーーそんな製品として本機は企画されている。
ウォークマンは録音機能のないカセットプレーヤーは需要がないと思われていた時代に、敢えて再生専用モデルとして投入、音楽を持ち運ぶというイノベーションを実現した製品だが、その本質は本体よりもむしろ「常に身に着けていられるヘッドホンの開発」にあったと言ってもいい。
MDR-3Rは、1979年に登場し、初代ウォークマン「TPS-L2」にも付属していたヘッドホンを、現代のライフスタイルに合わせて再解釈したものだという。見た目、パッケージなどはまさにオリジナルの雰囲気を持つ。
パッケージとマニュアルはオリジナルを反映して再現したもので、交換可能なイヤーパッド(スポンジ)が付属し、ブルーとオレンジに色が変えられるというのも当時を知る人としてはグッとくる部分だ。
初代ウォークマン付属のオリジナルは、本体色にも合うブルーのスポンジだったそうだが、ソニーのポータブルヘッドホンというとやはりオレンジのスポンジが印象深い。
開発メーカーだからできた世界観の忠実な再現
世界観の再現を重視しており、ソニーロゴ、ハーフエッチング、ダイヤモンドカット、サイドホールなども忠実に再現されている。
Dynaic Stereo Headphonesのマーキングなども当時のままだが、ヘッドバンド部は、従来製品を継承しつつ装着感を高めるために最適化されている。
ケーブルはUSB Audio Class 1.0に対応。有線接続ということで、もちろん充電やペアリングは不要。スマホなどに挿せばすぐに安定した接続ができる。
今時のヘッドホンらしく、リモコンのマルチファンクションボタンを短く1回のプッシュ(再生/一時停止など)、素早く2回のプッシュ(次の曲に進む)、素早く3回のプッシュ(前の曲に戻る)、長押し(音声アシスト機能の呼び出し)などの操作ができる。この辺りは昨年発売した「IER-EX15C」などと同様だ。
ドライバーはオリジナルモデルと同じ口径の23mmで、当時の設計情報を参考にしながら同等の音質を得るよう新規設計したものだという。サマリウムコバルト磁石をネオジウムマグネットに替えるなど、現在の状況に合わせた変更も行なっている。
音質はオリジナルモデルを踏襲しつつ、低域と高音の伸びをワイドレンジ化。低域の量感アップに加え、中音/中高音のバランスをわずかに上げているという。両側フロントのパッケージはロゴなども含めて再現、さらに取説もレトロで当時を思い出させるものだ。
歴代のMDR-3シリーズを整理
ちなみに、MDR-3にはいくつかのバリエーションモデルがあり、1979年10月21日に登場した「MDR-3」は6.3mmの標準プラグでケーブル長は3m。
1980年の7月8日に発売した「MDR-3L1」は3.5mmミニジャックで1.2mのケーブル長。
そして、1979年7月1日発売の初代ウォークマンに同梱していたものが「MDR-3L2」で、3.5mm端子で2mのケーブルだった。
カラーについてはMDR-3がヘッドバンドカラーがブラックで、イヤーパッドがブラック(標準)またはオレンジ。MDR-3L1がグレーで、ブラック(標準)またはオレンジ、MDR-3L2がグレーで、ブルーだった。
ケーブルを除いた本体重量はいずれも約40gで、新モデルとなるMDR-3Rもこれと近い約38gの重量としている。
1980年代の雰囲気を表現した限定コラボモデルも登場
また、ソニーではソニーストア限定・台数限定コラボモデルとして、Netflixの「ストレンジャーシングス 未知の世界」とのコラボ版も発売する。
これはMDR-3シリーズが世界で使われていた1980年代の世界観、そこで使われているヘッドホンのイメージを表現したもので、ヘッドバンド部が黒、イヤーパッドも黒と赤の2色となっている。黒ベースのパッケージなども専用にデザインしたものだ。
本体価格はMDR-3Rが8000円前後。MDR-3R ストレンジャー・シングスエディションが1万円前後になる見込みだ。
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