NTTドコモは2026年度第2四半期(7~9月)決算説明会を開催。その中で、あらためてネットワーク改善の取り組みをアピール。5G基地局の増強やノキア製最新基地局装置の導入などについて紹介した。
5G基地局数でau/ソフトバンクの半分弱のドコモ
サブ6の基地局優先で設備投資 今年度1万局以上を計画
ネットワーク品質で先行する2社に対する劣勢が第三者機関などでも伝えられる同社。総務省が10月30日に公表した資料でも(https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000810.html)、5G基地局数はKDDI/ソフトバンクの約12万局に対して、6万局弱と半分ほどに留まっている。
この件について、同社代表取締役社長の前田義晃氏は「数を増やしていきたいと考えている」と語る。実際に5G基地局の累計数では2025年度では約7000局増加。2026年上半期でも4500局を構築と高いペースを維持。2026年度中に1万局以上という計画達成に向けて、引き続き整備を進める。
一方で基地局構築には、建設に携わる外部企業などリソースが限られており、優先順位を付けて設備投資する必要がある。現時点では、「容量が稼げるサブ6を優先している」(前田社長)とのことだが、面でエリアを拡大するための4Gからの転用周波数、5Gサービスの高度化に欠かせない「5G SA」化の推進も必要。「同時並行は大変だが進めている最中」とした。
単純に5G基地局を増やすだけでなく、高度化にも力を入れる。旧型の装置から新型の装置への置き換えや拡大で5G SAの導入や効率化を進める。全体としての品質を高めるため、4G周波数の転用も実行するが、まずはサブ6を優先しているという
また、具体的な取り組みとしては主要鉄道動線や地下鉄駅での品質向上を紹介。都営地下鉄では全駅、東京メトロでは74%で5Gを導入。5Gによる容量拡大で動画や音楽も楽しみやすくなる。また、ノキア製最新基地局装置を導入し、Massive MIMOでの接続でスループットが20~30%向上。すでに花火大会などの一部イベントで導入している。
新型iPhoneは価格上昇の影響か、「例年より少し低調」
ホッピング対策は「積極的に取り入れていきたい」
このほかにもドコモの現況については、質疑応答でいくつか語られた。
まずは9月発売の新型iPhoneは、「例年と比べると少し低調だったかもしれない」と発言。価格上昇による影響があることを示唆した。また、総務省が来春の春商戦に向けて導入の検討を進めている「ホッピング対策」については、「積極的に取り入れていきたいと考えている」「いろいろなキャリアを回られているお客さんに過分な特典を提供するのは負担になっている」と準備を進めているとした。
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