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Rediscover Beosound A9

印象が強い円形筐体を持つスピーカー「Beosoud A9」をフィーチャーした展示会に潜入

2026年11月01日 09時00分更新

文● ASCII

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 デンマークのオーディオブランドBang & Olufsen(バング & オルフセン)の「Beosound A9」は、非常に存在感のあるデザインのスピーカーだ。パラボラアンテナ、あるいは巨大な皿を思わせる筐体は直径約70cmと大型で、3本の脚部で自立させたり、壁掛けしたりすることができる。

 ファブリック素材で覆われた表面の下には、3/4インチのツィーターを2基(150W+150W)、3インチのミドルレンジユニットを2基(200W+200W)、1.5インチのフルレンジユニットを2基(200W+200W)、8インチのウーファー(400W)を1基装備している。これら7つのユニットを独立した7つのClass-Dアンプ(合計1500W)で駆動する仕組みで、制御には独自の信号処理技術を用いている。

Beosound A9 Sienna Brown

 最新は第5世代となるが、9月にはデンマークの著名なテキスタイルメーカーであるKvadrat(クヴァドラ)の手がけた「Woolscape Mineral Red」を用いた新機種も登場している。それが「Beosound A9 Sienna Brown」だ。

 Bang & Olufsenは1925年創業、Kvadratは1968年の設立。ともに北欧の伝統と革新を重んじる両社の協業は、素材、色彩、そして音が居住空間の体験をいかに高めるかを探求し、デザインの可能性を追究している。

Woolscape Mineral Red

 Woolscape Mineral Redは「Kvadrat Febrik」と、スウェーデンのデザインデュオ「Front」の共同プロジェクトとして、Bang & Olufsenのために開発された特注品のダブルニット生地だという。スウェーデンの森や雪景色、湖畔の質感や色彩を撮影・3Dスキャンし、立体的なテキスタイルへと変換したもので、タペストリーのような表面は光や周囲の環境に応じて表情を変え、空間に豊かな奥行きをもたらす。自然界からインスピレーションを得た質感、構造、色彩を表現したものである。

Kvadratの織機

 同時に、音の透過性に配慮した精密な検証も重ねられている。素材、織り構造、色調を緻密に調整し、繊細な質感や触感を保ちながら、Beosound A9が求める高い音響性能を損なわないように検討されている。

 そんなBeosound A9 Sienna Brownを中心に据えつつ、ギャラリー形式の新製品展示会が、東京・広尾で10月27日に開催された。

 ここでは、Beosound A9をキャンバスに見立てたアートプロジェクト「Art of the A9」の成果の一つとして、ソウルを拠点に活躍するアーティスト、ウ・クウォン氏の作品をプリントしたスペシャルエディションが展示されていた。これは「Art of the A9 with Woo Kukwon」として、韓国と日本で限定98台を販売する予定だ。

Art of the A9 with Woo Kukwon

よくみると、Beoplay H100も描かれている。

 Beosound A9の新色Sienna Brownでは、深みのあるブラウンを本体からブラッシュドアルミニウム製の3本脚にまで広げ、かつ4つの調和した色調からなるWoolscape Mineral Redのカバーを組み合わせている。アルミニウム素材の緻密さとニット生地の柔らかな温かみのコントラストがデザイン上のポイントだという。

選べるファブリック素材は4種類

 なお、Woolscapeカバーは、Sienna Brownモデルだけでなく、既存のBlack Anthracite、Gold Tone、Natural Aluminiumにも装着可能となっている。Woolscape Mineral Redカバーが付属したBeosound A9 Sienna Brownの価格は71万4000円だ。

既存モデルの脚部はオーク素材を使用しているほか、アルミのフレーム部分の塗装などが異なる。

電源ケーブルまで、製品と合わせたファブリックを使用しており、細部までこだわりを感じる。

Beosound A9 Sienna Brownの電源ケーブルは従来より細いものを使用している。

会場では、Charcoal Knitのファブリックを使用した「Beosound A5」も展示されていた。

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