ずっしり重い筐体・電源・スタミナ性能などすべてが進化
ソニーが新世代・最高音質のSignatureウォークマン「NW-WM1ZM3」「NW-WM1AM3」と、ミドルレンジ「NW-ZX900」を同時発表!
2026年10月16日 10時04分更新
ソニーは10月16日、ウォークマンのフラッグシップモデル「WM1」シリーズの新機種「NW-WM1ZM3」「NW-WM1AM3」とおよびアッパーミドルモデル「ZX」シリーズの新機種「NW-ZX900」を発表した。
発売は11月27日。価格はオープンプライスで、実売価格はNW-WM1ZM3が65万5000円前後、NW-WM1AM3が34万7000円前後、NW-ZX900が21万5000円前後。
ウォークマンは終わらない!
2016年の初代「WM1」登場から10年。Signature Seriesの思想を継ぐフラッグシップとZXシリーズが同時に第3世代へと進化した。
国内ポータブル市場は台数ベースで縮小傾向が続く一方、30万円以上の高級機帯は堅調に推移している。現行「WM1M2」ユーザーは40代以上の男性が約8割を占め、購入起点の約7割が従来のウォークマンからの買い替えだという。
久々の登場となったウォークマン。圧倒的な物量と最新デジタル処理を融合させ、ポータブルオーディオの頂点を再定義する第3世代ウォークマン。オーディオファンの耳を再び釘付けにしそうだ。
プラットフォームの刷新と操作性の向上
新世代機はいずれもAndroid 16と高効率SoCを採用。専用アプリ(W.Music)を使ったローカル音楽再生はもちろん、オーディオパスのカスタマイズなども実施し、他社アプリを使ったハイレゾストリーミング再生も高音質に楽しめる。
スタミナ性能も魅力。低消費電力プラットフォームへの刷新により、WM1シリーズはストリーミング再生で最大約35時間、条件によって異なるが、W.Musicアプリのローカル再生で約31〜33時間の連続再生を実現した。ZX900もストリーミングで約35時間、ローカルのMP3再生で約40時間のロングバッテリーを誇る。
画面はWM1シリーズが従来の5.0型から5.5型フルHD(FHD)へ大型化。ZX900も5.0型のままHDからFHDへ高精細化した。
さらに11.2MHz「DSDリマスタリングエンジン」や「DSEE Ultimate」がサードパーティ製音楽配信アプリでも利用可能となり、ストリーミング再生でも最高品位の音質を享受できる。
BluetoothコーデックはLDACに加え、新たにLC3やaptX Adaptiveをサポートした。
フルデジタルアンプ「S-Master HX」の処理系には、外付けFPGAによる「先読み型ノイズシェーパー」を新搭載。
ノイズシェーパーはデジタル信号の量子化ノイズを可聴帯域外に追い出すもので、先読み計算で最適化する仕組みのため、音の立ち上がりなど、急峻な信号変化に正確に応答できる。
ヘッドホンの「WM-1000XM6」でも採用されているが、WM1シリーズではバランス/ディープ/ライトの3種から選択できるようになった。なお、ZX900はソニー推奨のバランスのみが利用可能だ。
妥協なき物量投入──WM1シリーズの進化
最高峰Signature Seriesに属する「NW-WM1ZM3」は、同社の超ド級機「DMP-Z1」の思想を受け継ぎ、筐体・電源・信号経路に異例の物量を投入している。
メインシャーシは、従来の押し出し材から「純度99.99%以上の無酸素銅(OFC)鍛造材」からの切削加工へと変更し、剛性と密度を向上。AM3はアルミ切削シャーシを採用する。
リアシャーシには銅に直接金メッキを施したOFCを採用(ZM3は削り出し、AM3はプレス加工)。外装裏面はラバーで覆い、内部OFCの経年劣化を防ぐ配慮がなされている。
なお、メインシャーシは初代が99.96%無酸素銅、2代目:高品質な99.99%(4N)、新商品は質量増でさらに効果アップ。無酸素銅切削リアシャーシは初代がリアパネルのみ、2代目:切削アルミ(リアシャーシ)、新商品が99.96%無酸素銅切削+金メッキとなる。
このシャーシ(超低抵抗シャーシ)は全体がグランドとしての効果を持つ。その効果を安定させるため、異種金属を挟まない「ダイレクト締結」を採用。基板と裏キャビティを共締めするのではなく、独立したボスを設けて固定する仕組みとして、接触抵抗を徹底排除した。
さらにZM3では下地銅/上金メッキの特製ビスを要所に配置し、電位の極限までの安定を図っている。重量はZM3が約670g(従来490g)、AM3が約425g(従来299g)へ増大したが、ソニーでは「重さは重厚な低域描写に直結する」としている。
電源部には、デジタル/アナログ独立電源の思想に基づき、大容量固体高分子コンデンサーを2基搭載。デジタル回路/オーディオ回路それぞれに独立して配置。デジタルブロックからオーディオブロックへのノイズ干渉をさらに低減。
オーディオ電源ラインをOFCケーブルで直結することで低抵抗化と大電流供給を両立し、音の分離感と力強さを高めた。さらに、ZM3は4.4mm端子配線にKIMBER CABLEを採用。最終段フィルターには特注の4N導線をおごって、基板にはFilled Via構造や金入りはんだを導入している。
サイズは幅86×奥行き23.2×高さ157.6mm。内蔵ストレージはそれぞれ256GB/128GB。
上位機の血統を凝縮した「NW-ZX900」
「NW-ZX900」も、従来機「NW-ZX707」から大きく進化した。WM1AM3と同等のアルミ切削メインシャーシやOFCプレスリアシャーシを採用し、高効率SoCや主要IC、先読み型ノイズシェーパーを搭載。電源部に大容量固体高分子コンデンサーを1基搭載し、クリアな低音と明瞭なボーカルを実現した。
サイズは幅77.2×奥行き17.5×高さ139.8mm、重量は約345g。内蔵ストレージは64GB。精悍なブラックボディに上位機の美点を凝縮している。
ソニーストア限定パッケージ
発売を記念し、ソニーストア限定の「NW-WM1ZM3 Sony Store Limited Package」(税込67万9800円)も100台限定で抽選販売される。musashino LABEL(カンパーニュ製)の本革ケース、保護ガラス、ピンバッジが専用ボックスに同梱し、本日から10月25日23時59分まで抽選申し込みを受け付ける。
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