自由に使える車内Wi-Fiを求めるなら
車載に対応したモバイルルーターと格安SIMが便利
では、車内Wi-Fiを利用したいものの、自分のクルマに対応サービスがない場合、docomo in Car Connectのようなサービスの形態や料金が自分に合わない場合はどうすればいいのか。そこで、いつもの格安SIMの活用がある。
モバイルルーターに格安SIMを入れてクルマに置いておけば、費用はモバイルルーターの購入価格と格安SIMの通信料金のみ。モバイルルーターはいろいろあるが、オススメなのは富士ソフトの「+F FS040W」。
実売1万2000円程度で購入できるほか、この製品には「カー・モード」が用意されている。このモードでは内蔵バッテリーを取り外した状態で利用でき、クルマのDCソケットにUSBカーチャージャーを装着して電源を供給すると、クルマのアクセサリー電源に連動してルーターが自動的にオンオフする。
また、内蔵バッテリーを外した状態で利用できることは、+F FS040Wを真夏のクルマの中に放置した場合の危険性が減らせる。+F FS040Wの動作温度は35度まで、保管温度は60度となっているので注意は必要だが、通常のモバイルルーターよりは車載向きと言える。
また、+F FS040Wの場合、バッテリーを装着すれば、普通のモバイルルーターとしても使える。バッテリーを入れなくても、電源アダプターに接続すれば、ホテルの部屋に移動してもそのまま使い続けられる。
格安SIMなら選択肢の幅が広い、プランもネットワークも選べる
+F FS040Wは4Gのみの対応だが、国内4大キャリアのバンドに広くサポートしているので、組み合わせるSIMも自由自在だ。
月に1度程度の利用ならpovo2.0と組み合わせて、使う日だけデータ使い放題(330円/24時間)のトッピングがいいだろうし、毎月20GB程度使うのなら、日本通信SIMの「ネットだけ!プラン」(20GBで月額1200円)も選択肢に入る。
ルーター用途は別にIIJmioと契約しているなら、IIJmioのデータSIMを申し込んでほかの回線と容量シェアをしたり、大量の通信をするつもりなら、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約する手もあるだろう。
車内Wi-Fiは「適材適所」で選びたい
クルマの中のWi-Fi環境には意外に選択肢があること、最新のクルマにはその機能が備わっている可能性があることについて紹介した。
自動車メーカー純正の車内Wi-Fiは、対応車種なら機器を追加することなくすぐに利用でき、車内が高温になることを考えなくていい便利さがある。利用頻度が多いのなら、月額1650円で使い放題は決して高額ではないはず。
一方で、利用頻度が少ない場合や、クルマを降りた後でも使いたいなら、格安SIMとモバイルルーターの組み合わせが便利かもしれない。自動車メーカーや前述のパイオニアのルーターの場合はキャリアは選べないため、利用エリアに合致しない場合も、格安SIM+モバイルルーターのほうが便利そうだ。
これから秋のドライブシーズン、車内でWi-Fiが必要な場合は、事前に調べてみて、最適な選択をしてほしい。
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