ソニーはEマウントのフルサイズミラーレスカメラ用の魚眼ズームレンズ「FE 8-14mm F3.5 Fisheye G(SEL814G)」を発表した。
ソニー初となるフルサイズ対応のフィッシュアイズームレンズで円形魚眼から対角線魚眼までを1本でカバーし、多彩な魚眼表現を可能にしている。
価格はオープンで、市場推定価格は約26万円。受注開始は9月29日10時、発売予定日は10月9日となっている。
ズームによる多彩な魚眼表現と
Gレンズならではの高い描写力
FE 8-14mm F3.5 Fisheye Gは、焦点距離を変えることでイメージサークルの大きさが変化する特性を持つ。
35mmフルサイズセンサー搭載カメラで使用する場合、ワイド端の8mmでは画面中央に円形の像を結ぶ円周魚眼、テレ端の14mmでは画面全体に像が広がる対角線魚眼としての撮影が可能となる。
また、APS-Cセンサー搭載カメラ(またはAPS-Cクロップ時)では、中間位置で対角線魚眼として使用できる。これにより、1本のレンズで多彩な魚眼効果を使い分けることができる。
光学系には、ED(特殊低分散)ガラスや非球面レンズ、ED非球面レンズを効果的に配置した13群16枚のレンズ構成を採用している。
ズーム全域で開放F値3.5の明るさを維持しながら、画面周辺部までGレンズならではの高い解像性能を実現し、色収差などの諸収差を抑制する。さらに、最前面のレンズには指紋や水滴などの付着を防ぎ、容易に除去できるフッ素コーティングが施されている。
頻繁に使用される3つのズーム位置(8mmの円周魚眼、14mmの対角線魚眼、APS-C時の対角線魚眼の中間位置)でズームリングを固定できるズームロックスイッチを搭載し、意図しない画角のズレを防ぐ。
フォーカスモードスイッチには、ソニー初となるFH(フォーカスホールド)を新設。マニュアルフォーカス(MF)でピントを合わせた後にFHに切り替えることでピント位置を固定でき、VR撮影や星空撮影などの現場における誤操作を効果的に防止する。
外形寸法は最大径63.1mm、長さ82.8mm、質量は約314gと、コンパクトさと軽量設計を実現。この小型・軽量性は持ち運びの機動性を高めるだけでなく、2本のレンズを並べて人間の瞳孔間距離(64mm)に近づけた3D VR撮影システムなどの構築にも最適だ。
・レンズ構成:13群16枚(EDガラス、非球面レンズ、ED非球面レンズ採用)
・絞り羽根:7枚(円形絞り)
・焦点距離:8mmから14mm(APS-C換算で12mmから21mm相当)
・開放F値:F3.5(ズーム全域)
・最短撮影距離:0.15m(ズーム全域)
・最大撮影倍率:0.22倍(望遠端)
・外形寸法:最大径63.1mm × 長さ82.8mm
・質量:約314g
・フィルター径:なし(レンズリア部にフィルターを装着できるリアフィルターホルダーを搭載、カッティング用テンプレートが付属)
・防塵・防滴性能:すべての接合部にシーリング処理、スイッチやボタンにシリコンラバー製ガスケットを採用した防塵・防滴に配慮した設計(完全な浸入を防ぐものではない)
・付属品:レンズフロントキャップ(単品販売なし)、レンズリアキャップ、フード(着脱式のALC-SH186)
付属のレンズフード(ALC-SH186)は対角線魚眼での使用を想定して設計されており、その他のズーム位置ではケラレが発生するが、逆向きに取り付けることですべてのズーム位置でケラレを防ぐことができる。
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