ChatGPTやGemini、Claudeなど付きなAIと連携できる新機能も楽しみ!
Sonos、新ヘッドホン「Sonos Ace Ultra」やコンパクトなAtmos対応サウンドバー「Sonos Beam Ultra」を発表
2026年09月02日 01時00分更新
Sonosは9月2日、新しいオーディオオペレーティングシステム「Sonos 27」と、これに対応した新製品2機種を発表した。
サウンドバーの「Sonos Beam Ultra」は10月9日の発売(先行予約は9月25日に開始)で、直販価格は9万9800円。ヘッドホンの「Sonos Ace Ultra」は10月30日発売(先行予約は10月16日に開始)で、直販価格は6万9800円となる。
Sonos Beam Ultra、上方スピーカーも追加!
Sonos Beam Ultraは、ミッドサイズのサウンドバーで、9つのカスタムドライバーを搭載。高さ方向の広がりを出すため上方に向けたアップファイヤリングスピーカーを搭載した7.1.2ch構成になっている。既存のSonos Beam(Gen 2)に比べてドライバー数が4つ増えている。
アンプは9chで、5つのツィーターと4つのロープロファイルウーファーを装備。このうち中央のミッドツィーターがセンタースピーカーとして機能、2基の左右に向けたホーン型のミッドツィターが左右の音の広がりやステレオ効果を出し、2つのアップファイヤリングツィーターで高さを表現する内容となっている。
セリフなどの再生に活用するセンタースピーカーが再設計され、AIスピーチエンハンスなどの機能を活用することで、コンテンツをよりクリアに再生できるという。Sonos Beam UltraはWi-Fi、Bluetooth、HDMI eARCの接続に対応する。
内蔵マイクは音声操作やTruplayによる補正に使用可能だ。Sonos PlayやMove 2をサラウンドスピーカーとして利用できる。
本体サイズは750×105×65mmで、重量は2.88kg。カラーはマット調のブラックとホワイトが選べる。
Sonos Ace Ultra、Wi-Fi接続でより多機能に
Sonos Ace Ultraは、新しいカスタムドライバー(40mm径のダイナミック型)を採用したヘッドホンの最新モデルで、大きく力強い音の再現が可能だとしている。グラミー賞やオスカー賞を受賞したアーティストの助言を受けて開発されている。
10個のマイクを活用することで、ノイズキャンセル性能が2倍に上がった。外音を取り込む「アウェアモード」の精度も向上。メガネやイヤーリングの装着や毛量の差によって生じる隙間の状態を加味して適切な音を再生するAdaptive ANCの機能も持っている。通話時には自分の声がヘッドホンに入ってきて自然に話せるサイドトーン機能も利用できる。
Bluetooth 6.0準拠で、コーデックは、SBC、AAC、aptX Adaptive(最大48kHz)に対応。Wi-Fi機能も備えており、アクセスポイントを経由してSonosシステムに接続できる。
ヘッドトラッキング対応で、Dolbyの技術と連動して自然な音の定位を得られるのも特徴だ。ハイレゾではなく最大48kHz/16bitまでにはなるが、USB-Cの優先接続にも対応している。EQは3バンドと8バンドの2種類が切り替えられる。
本体はフル充電で最大35時間の連続再生に対応。ブーストチャージングとして3分間で3時間の急速充電にも対応する。また、重さ、メカニズム、材質の快適さを追求しており、スチール筐体でキャリングケースもアップデートしたという。
「Headphone Linking」という新機能を搭載したのも注目ポイント。これは、新しい「Headphone Engine 2」によって実現されたもので、ヘッドホンがWi-Fiアクセスポイントに直接接続可能となり、Sonosシステムの機器として機能するというものだ。
従来も対応するサウンドバーなどとWi-Fi接続してテレビの音をサウンドバーからヘッドホンにスワップしたり、部屋の環境に最適化した形でヘッドホンの再生音を調整する機能などが利用できたが、操作の統合性や他のSonos機器との連携性が向上することになる。なお、Sonosの説明では、ネットワーク内にSonosのスピーカーがあれば、インターネットのストリーミング音源などもヘッドホン操作で聞くことができるようになるようだ。
スライド式のボリュームを備えるなど操作性については従来機のものを踏襲。イヤークッションやバッテリーの交換にも対応するなど、長期間の使用にもこだわっている。
本体サイズは163×193mmで、イヤーカップの幅は90.8mm。イヤーカップの深さは45mm。重さは322g。カラーは4色で、従来のBlack、Whiteに加えて、AgaveとSandを追加している。
なお、Sandは「Sonos Play」でも展開するという。
Sonos 27、ChatGPTなどさまざまなAIとつながる
Wi-Fi接続のスピーカーをアプリで管理することで多彩な機能を提供するのが、Sonos製スピーカーの魅力。この最新の基盤となるのがSonos 27となる。
Sonos 27では「Sonos Positioning Technology」という、高周波の音を使ってスピーカーの位置を認識し、その場所に応じてシステム内での役割を自動的に切り替える技術が利用できる。例えば、寝室に置いてある「Sonos Play」などのスピーカーをサウンドバーが設置してあるリビングに持ち込むと自動でリアサラウンドとして機能するなど、使用する場所に応じた役割の変更が可能だ。
Sonosは20年前に音楽はエコシステムだと定義して、音楽サービスをまたぎ、さまざまな場所で好きな楽曲を再生できる仕組みを提案したが、「Sonos 27は生成AIによる音声操作」(当面は英語のみ)など新しい技術を取り入れながら、その20年の取り組みが結実した大規模なアップデートになるという。
日本語対応の見込みは立っていないが、音声操作を強化した「Sonos 27voice」は、単純なコマンドの実行だけでなく、ムードや音楽のタイプといった曖昧な指示にも柔軟に対応できるようになる見込みだ。
面白いところでは9月8日からアーリーアクセスが可能となる「Sonos 27mcp」の存在がある(mcpはModel Context Protocolの略)。これによりAIエージェントからSonosの機能を呼び出すためのAPIも用意されている。
例えば、Sonos 27voiceによる音声の指示をChatGPTになど好きなAIエージェントに渡して、Sonosのエコシステムを活用することが可能になる。
また、Sonos Customer Agentsを利用することで、機器の設定を変えることも可能。ユーザーはSonosシステム上で、それぞれ異なるAIモデル、個性、音声を持つ、自分専用のエージェントを作成できるようになるということだ。
Sonosが用意したインターフェースに限定されることなく、好きなAIサービスを経由して操作するという選択肢を用意したことになる。これは、どの音楽サービスもSonosアプリから集約して再生できるようにした過去の取り組みの延長線上にあるものだという。
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