ソニーは9月8日、ミドルクラス・エントリークラスのワイヤレスヘッドホン2機種を発表した。価格はともにオープンプライス。発売は9月18日を予定している。
高音質と高性能なANCを手軽な価格で「WH-CH730N」
ミドルレンジの「WH-CH730N」はアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)対応のワイヤレスヘッドホンで「WH-CH720N」の後継となる。形状は耳を追おうオーバーイヤー型。実売価格は2万2000円前後になる見込みだ。
本体には、左右合計4つのマイクを備えており、ハイブリッド型ANC(フィードバック/フィードフォワードのデュアル方式)に対応。
持ち運び時に40%占有体積が小さくなる折りたたみ構造を採用したほか、ハウジングも丸みを帯びた新形状となった。外側に向けて設置したフィードフォワードマイクの位置も最適化していて、風切り音の低減にも配慮したデザインとなっている。
ドライバーは30mm径のダイナミック型。BluetoothコーデックはSBC、AACに加えて、LE Audioにも対応。立体音響技術の「360 Reality Audio」も利用できる。
通話の品質では「ボイスピックアップテクノロジー」の改善もポイント。これはビームフォーミングマイクとセンサーを活用しつつ、AIで収音している音の種類を分類し、人の声だけを聞きやすく届ける技術だ。
LE Audioへの対応によって、声の伝送もワイドレンジ化しており、従来は7kHzでカットしていた高域が14kHzまで伸びている。こもり感がなくクリアな聞こえにつながる。
機能面では専用の「Sound Connect」アプリで設定できるEQのバンド数が5から10にアップした。これは「WH-1000XM6」に匹敵する性能。プリセットEQに「Game」も追加された。
AACやMP3に圧縮する際に失われる高域成分を補完するDSEEにも引き続き対応。また、意図しない音量の上げ過ぎを防ぐ「最大音量制限の設定」や音楽の積算音圧、リアルタイム音圧の可視化ができる「セーフリスニング」など、Sound Connectアプリの機能も改善された。
バッテリー駆動時間は、約50時間(ANC ON)/約75時間(ANC OFF)と、従来の約35時間/50時間から大きく改善。3分の充電で60分再生、10分なら4.5時間の急速充電にも対応する。
過度な充電でバッテリーが劣化することを防ぐ「いたわり充電」の機能も新搭載だ。
本体重量は207gで、カラーはブラック、ブルー、ベージュ、ホワイト、ピンクの5色展開となる。
音がくっきりとしていて低音の充実度やANCも高水準!
サウンドは、音は輪郭がはっきりしていて躍動感がある。
ハイレゾ対応ヘッドホンではないもののワイドレンジで、充実感のある低域と、メリハリ感のある高域のバランスが優れている。
ソニーのヘッドホンはハイエンドの1000Xシリーズに注目が集まりがちだが、この機種は一般的なワイヤレスヘッドホンの中でもなかなかハイクオリティな印象。いい音を手軽に手に入れたい人にはよい選択肢になる。
装着感も良く、ヘッドホン全体が高価になる中、実際に手に取って常用する機種として魅力的な選択に感じた。カラー展開も豊富なので、選んで使う楽しみもあるだろう。
軽量で手頃な価格が魅力の「WH-CH530」
エントリークラスの「WH-CH530」は、「WH-CH520」の後継機種でノイズキャンセリング機能を持たないオンイヤー型。実売価格は7700円前後になる見込みだ。
ドライバーサイズは30mmで、DSEEに対応。ハンズフリー通話機能、AIを活用したノイズサプレッションを強化。周囲のノイズを抑えた収音が可能になっている。
連続再生時間も約50時間から約55時間に伸び、3分充電で1.5時間、10分充電なら5.5時間再生の急速充電にも対応する。EQは10バンド+Gameプリセットを搭載。Sound Connectアプリの最大音量制限やセーフリスニングなど、アプリ機能も概ねWH-CH730と同等だが、いたわり充電は非対応となる。
カラーはブラック、コバルト、ミント、ホワイト、ピンク、コラールの6色展開。従来機は発表時に4色、あとから2色が追加されたが、本機では最初から6色をリリースする。ヘッドホン自体のデザイン変更はないとのこと。約150gと軽量な本体も魅力だ。
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