JR東日本は、2024年10月に東北エリアで開始し、昨年10月には東北新幹線・東京都区内に対象エリアを広げていた「えきねっとQチケ」について、今年11月から上信越・首都圏全エリアに拡大。JR東日本の全エリアで利用が可能になる。

「えきねっとQチケ」は、JR東日本のウェブ予約サービス「えきねっと」で切符を購入し、自動改札機ではスマホで表示したQRコードをリーダーにかざすことで通過できるというもの。
JR東日本が「えきねっとQチケ」を導入する背景には、みどりの窓口などの有人窓口や自動券売機を減らすとともに、紙の切符や磁気券に関するコストの削減を進めていることがあると考えられる。
都市部に在住しているとSuicaに代表される交通系ICを利用した乗降が当たり前で気づきにくいが、乗降客数の減少が急激に進むローカル線に交通系ICを導入するのは、リーダーなどのシステムにかかるコスト捻出が難しく、全エリアへの拡大は現実的ではない。
その点でえきねっとQチケは、オンラインでのきっぷ購入に加えて、自動改札機がないローカル線においては、スマホの位置情報を取得したチェックイン/アウト、乗降時にQRコードを駅員やワンマン列車の乗務員に見せるなど、駅側にはあらたな投資が不要でオンライン化/チケットレス化が可能になる。
編集部二子のひとこと:紙のきっぷを手に鉄道で全国各地に旅行する。そんな旅の情緒がチケットレス化によって失われていくのは残念ではあるが、ローカル線の運営に苦慮する鉄道会社としては現実的な対応なのは確か。課題はJR各社や私鉄をはじめとする、会社間をまたぐ移動になるだろう。
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