不動産投資のプロパティエージェントは7月31日、投資経験のある545人を対象にした「投資へのAI活用の実態調査」を発表した。AIの回答を根拠に投資した経験がある人の85.6%が、損失や後悔を経験したと回答したという。
調査は7月13〜14日にインターネットで実施した。対象は、現在投資をしており、過去に賞与を受け取ったことがある20〜69歳の男女だ。
回答者のうち、投資判断の情報源として生成AIを利用したことがある人は32.8%。20代に限ると、生成AIを参考にした人は46.8%で最多だった。YouTubeの43.6%、SNSの42.6%、専門家の37.2%を上回り、若い世代ではAIの方が身近な相談相手になっている実態が浮かんだ。
AIを参考にする理由は、「手軽ですぐ答えが出る」が64.2%、「24時間相談できる」が63.1%、「無料または低コスト」が51.4%。一方、「回答内容が正確だと思う」は10.6%にとどまっている。
生成AIを投資判断に使う人の62.0%は、回答を十分に確認せず、そのまま売買や購入をした経験があると答えた。そのうち85.6%が損失や後悔を経験した一方、AIの回答だけで投資したことがない人では19.1%だった。
自由回答では、AIが挙げた暗号資産をそのまま購入して損失を出した例や、勧められた商品を選んだところ想定以上に手数料がかかった例も寄せられた。「AIはテンションを上げる回答が多く、乗せられた」とする声もあった。
個人的な話だが、あるAI関連銘柄を売るタイミングについてAIに相談したことがある。AIは企業の業績や成長性を分析して「5000円前後が上限だ」と答えたため、その水準を利益確定の目安にした。ところが、その後はAI関連株への期待が一段と強まり、株価は一時8000円台まで上昇した。
結果として損失は出ておらず、利益も確保できた。それでも、早く売りすぎたという感覚は残った。生成AIは企業価値を整理する助けにはなるが、市場の熱気や投資家心理まで正確に読めるわけではない。AIの答えをうのみにするのではなく、自分なりの出口を考える必要があると学んだ。
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